かもめ通信さん
レビュアー:
▼
最初のページを開くと、真ん中にぽつんと、誰も座っていない小さな椅子が現れる。
最初のページを開くと
真ん中にぽつんと
誰も座っていない小さな椅子が現れる。
そこには
せんそうと椅子がどのような関係にあるのか
それは本を読んでいくうちにあきらかになっていくはずだ。
ある日のこと。
午前の授業が終わってランチタイムのすぐあとに
せんそうがやってきた。
生き残った少女はたったひとり、
やっとの思いで難民キャンプにたどりつくが…。
2016年の春、イギリス政府は3000人の孤児の難民の避難所収容を拒否。
同じ頃「座る椅子がない」という理由で
難民の女の子が入学を断られた。
そのことを聞いたニコラ・デイビスさんはこの詩を綴ったのだという。
当初、ガーディアン紙のウェブサイトに掲載された詩は
大きな反響を呼んで
多くの人たちが #3000chairs というハッシュタグをつけて
誰も座っていない椅子の画像をTwitterに投稿した。
そうした世論の高まりの中で
この絵本がうまれ、
イギリスでは版元のウォーカーが
この本が1冊売れる毎に
難民支援団体Help Refugeesに1ポンド寄付することになっているのだとか。
一篇の詩にこめられた思いと
一篇の詩がもつ力に心打たれれる。
だがもちろん、
世界を変えるにはまだまだパワーが足りない。
ぜひ多くの人に手にとって貰いたい1冊だ。
真ん中にぽつんと
誰も座っていない小さな椅子が現れる。
そこには
この本を、と書かれている。
すべてを失い、ひとり取り残された子どもたちと、
そんな子どもたちを支援する人びとに捧げます
せんそうと椅子がどのような関係にあるのか
それは本を読んでいくうちにあきらかになっていくはずだ。
ある日のこと。
午前の授業が終わってランチタイムのすぐあとに
せんそうがやってきた。
生き残った少女はたったひとり、
やっとの思いで難民キャンプにたどりつくが…。
2016年の春、イギリス政府は3000人の孤児の難民の避難所収容を拒否。
同じ頃「座る椅子がない」という理由で
難民の女の子が入学を断られた。
そのことを聞いたニコラ・デイビスさんはこの詩を綴ったのだという。
当初、ガーディアン紙のウェブサイトに掲載された詩は
大きな反響を呼んで
多くの人たちが #3000chairs というハッシュタグをつけて
誰も座っていない椅子の画像をTwitterに投稿した。
そうした世論の高まりの中で
この絵本がうまれ、
イギリスでは版元のウォーカーが
この本が1冊売れる毎に
難民支援団体Help Refugeesに1ポンド寄付することになっているのだとか。
一篇の詩にこめられた思いと
一篇の詩がもつ力に心打たれれる。
だがもちろん、
世界を変えるにはまだまだパワーが足りない。
ぜひ多くの人に手にとって貰いたい1冊だ。
お気に入り度:







掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
この書評へのコメント
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:鈴木出版
- ページ数:0
- ISBN:9784790254072
- 発売日:2020年07月06日
- 価格:1650円
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。
『せんそうがやってきた日』のカテゴリ
- ・文学・小説 > 詩・歌・句
- ・児童書・児童文学 > 絵本
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 社会
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 政治
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 国際
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 社会問題
- ・芸術 > 絵画