犬とハモニカ
文章の達人江國香織さんの短編集ですが、今回はややあっさり目かな。古典ファンには「夕顔」がオススメ。
先日 ブックオフ から「 ポイント切れるぞ使わないのかこの野郎 」という有難いメールをいただき…
本が好き! 1級
書評数:513 件
得票数:14003 票
馬鹿馬鹿しくなったので退会しました。2021/10/8
文章の達人江國香織さんの短編集ですが、今回はややあっさり目かな。古典ファンには「夕顔」がオススメ。
先日 ブックオフ から「 ポイント切れるぞ使わないのかこの野郎 」という有難いメールをいただき…
誰がこの世界をこんなにバグだらけのプログラミングで組んだんだ!?中央アジアとプログラミングという著者の得意分野をこれでもかと詰め込んだ大作。
またまたひっさしぶりのレビューになります。「宮内悠介を読もう」シリーズ、今回は2019年の「 偶…
20世紀最大の環境破壊の土地に建国された仮想国を舞台に大和撫子が大奮闘!終盤の失速が惜しいがそれでも面白い、宮内節全開のポリティカルフィクション。
久々の「 宮内悠介を読もうシリーズ 」です。調べてみたら前回の「 カブールの園 」のレビューから…
17年待って良かったというべきか、17年待たせてこれか、というべきか。「投げっぱなしジャーマン」ではないが、「大風呂敷広げすぎ」ではある恩田流本格推理小説。
初期の 恩田陸 ファンにこよなく愛されてきた「理瀬シリーズ」の最新刊「 薔薇のなかの蛇 」です。…
萩尾望都、竹宮惠子との訣別の経緯をついに語る。「時は過ぎ行き、二度と戻ることはない」
ども、久々の萩洗会(萩尾望都洗脳委員会)です。。。 てな感じで竹洗会(竹宮惠子洗脳委員…
技術翻訳出身の土屋氏にはちょっと苦手な分野だったかな?にしても「シャーピ鉛筆」はないわ~。
先日レビューした Klara and the Sun の邦訳です。訳者はいつもの通り 土屋政雄 …
Kazuo Ishiguroのノーベル賞受賞後初の長編で、代表作「私を離さないで」のジュブナイル版的近未来SF。お友達ロボットKlaraの健気な奮闘は微笑ましいが。。。
お久しぶりです。コロナコロナで余暇時間が激減し、また読む気力も失せてしばらく読書から遠ざかっていま…
光源氏男盛りの日々。男の下半身は別人格とは言いますが、時と所と立場をわきまえない「性の暴れん坊将軍」ぶりに呆れかえるばかりの第二巻。
リンボウこと林望先生の文庫版源氏物語第二巻です。本巻には 「 末摘花 (すえつむはな)」「…
もてない兄弟のそれなりにほのぼのとした日々。二人の「昭和」的だささを「平成」の申し子江國香織が哀感を込めて描いた佳作で、森田芳光の映画もよかったです。
江國香織の落穂ひろい、今回は「 間宮兄弟 」です。映画化されたこともあり江國さんの作品の中でもよ…
リンボウ先生版源氏物語、色気はないが平易で高潔。冒頭五帖は怒涛の有名シーン・オンパレード!
先日から日本の古典中の古典「 源氏物語 」に挑戦しています。まずは入門本でおさらいし、次いでその…
西海岸の日系三世女性とNYの日本人姉弟、二つの物語から垣間見える宮内悠介のアメリカへの愛憎。クリティカルヒット2連発で完全にKOされました。
宮内悠介を読むシリーズ、今回は2017年の「 カブールの園 」です。二編の中編小説が収められてお…
荻洗会リターンズ!萩尾望都先生の女子美での講義・対談集。宇宙飛行士山崎直子さん、「怖い絵」シリーズの中野京子さんとの対談が読みどころです。
ども、久々の荻洗会(萩尾望都洗脳布教委員会)です。今回は 女子美術大学 での講義・対談集で、題し…
日本人青年の「音楽による格闘」を通してアメリカの病根、そしてアメリカという土地について語り尽くす、宮内悠介流サスペンス小説。
久しぶりの 宮内悠介 を読もうシリーズ、今回は2016年の作品で山本周五郎賞候補になった作品「 …
宇治十帖は初めて読んだが、う~ん、林真理子が悪いのか、紫式部が悪いのか?そもそもホントに紫式部が書いたのか?.....というくらい前二巻とは違っていた。
本題の前に私事ですが、これで本サイトでの 500レビュー 目になります。遅いペースでしか書けない…
林真理子版「源氏がたり」後半。光源氏後半生の栄枯盛衰を色濃く描き切る様は圧巻である。
林真理子版源氏物語「 六条御息所 源氏がたり 」下巻に入ります。本巻では第十四帖「澪標」から第四…
「生き霊セレブ」六条御息所を語り手に据えた林真理子渾身の源氏がたり、前半は「恋の暴れん坊将軍」光る君の栄華と都落ち、明石の段まで。
林真理子流 源氏物語 。まずは前回紹介した「 誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ 」…
林真理子版「源氏物語」を読む前におさらい。研究者の山本淳子先生との対談の形で「本当の面白さ」を要領よく説明されています。
いきなりですが、「 源氏物語 」です。 古文授業のマスト・フレーズ、理系には蕁麻疹の い…
阿部和重x伊坂幸太郎「完全合作」の東北ノンストップエンタメ後半は息もつかせぬ展開。主人公二人は世界の危機を救えるか?ついでに一攫千金で借金を返せるのか?
純文学の旗手 阿部和重 と超人気ミステリ作家 伊坂幸太郎 が組んだ「完全合作」小説「 キャプテン…
阿部和重+伊坂幸太郎コンビで送る、痛快バディ・ノンストップ・アクション・ミステリー・エンターテインメント・イン・東北(なんのこっちゃ)
伊坂幸太郎 の小説で唯一未読だった「 キャプテン・サンダーボルト 」(文庫版上下巻)です。20…
三姉妹の日常と少しばかりの波乱を淡々と描いて終わってしまう、江國香織が好きか嫌いかではっきりと評価の分かれる作品。私は彼女の文章を読めるだけで幸せです。
久しぶりの 江國香織 です。彼女は一見何気ないようでいて実は天才的な文章を書く、と個人的に思って…