ウィンザーの陽気な女房たち―シェイクスピア全集〈9〉
イギリスの作家、1602年の出版。「ヘンリー四世」に出てくる庶民騎士フォルスタッフの恋物語。
シェークスピアの作品の内で唯一同時代のエリザベス朝の市民劇で、時の女王がフォルスタッフに恋をさせろと…
本が好き! 1級
書評数:390 件
得票数:7964 票
花の年金生活者です。
勤労者の皆様お仕事ご苦労様です。皆様のお陰で朝からお酒を戴きながら本が読めます。
二年ほど前まではアウトドア派で、山渓の「日本の山1000」を目指していました。五街道まで足を広げたら、歩きすぎで戸塚宿で足萎えになり、525山で中断しています。
代わりに、「ガーディアンマストリード1000」を目標としています。難しい本は読めませんが・・
イギリスの作家、1602年の出版。「ヘンリー四世」に出てくる庶民騎士フォルスタッフの恋物語。
シェークスピアの作品の内で唯一同時代のエリザベス朝の市民劇で、時の女王がフォルスタッフに恋をさせろと…
イギリスの作家、1942年の作品。ポアロは16年前の殺人事件の犯人の娘から事件の真相究明の依頼を受けた。五匹の子豚とは五人の事件関係者。
依頼者は20代前半の若い女性で、カーラ・ルマルションと名乗った。カーラの母親キャロラインは有名な画家…
フランスの作家、1885年の作品。少女が親しみをこめて主人公を呼んだ名前がベラミ。「いかしたお兄さん」といったニュアンス。上下二巻。
主人公ジョルジュ・デュロワは退役下士官で、パリでしがない鉄道会社の事務員をしていた。手持ちの小銭を今…
イギリスの作家、1596年から99年にかけて書かれたらしい中世王朝もの。
主人公はヘンリー四世と思いきや、台詞量ではフォルスタッフというたちの悪い遊び人が一番多いと訳者が解説…
フランスの作家、1957年の作品。パリからローマへ丸一日の三等車での旅、この間に家族を捨てて愛人と同棲する計画が心変わりした。
主人公レオン・デルモン氏、スカベッリ商会のパリ支店長。パリとローマを仕事で往復するうちに汽車で出会っ…
イギリスの作家、1932年の作品。ディストピア小説の古典「すばらしい新世界」のレヴュー。
ハックスリーのディストピア社会の特徴の第一は人間の大量生産にある。「中央ロンドン人工孵化・条件反射育…
イギリスの作家、1864年の作品。子供向けの本と思っていたが、どちらかと言うと大人向けの悲詩。
デーン人の古塚の遺るある浜辺に三人の子供が遊んでいた。海に出て帰らなかった船頭の倅のイノック・アーデ…
コロンビアの作家、2004年の作品。川端康成の「眠れる美女」と同様に老人と少女の物語。
衝撃的な言葉から始まる。「満九十才の誕生日に、うら若い処女を狂ったように愛して、自分の誕生祝をする。…
スコットランドの作家、2006年の作品。悪魔と3日間ともに過ごした、神を信じない牧師の物語。
主人公が悪魔と出会ったところはスコットランドの「黒の顎門(あぎと)」という渓流の洞窟。現在の悪魔は割…
フランスの作家、1834年の作品。「人間喜劇」シリーズの「パリ生活風景」に入っている。
物語はスペインの絶壁に囲まれた孤島の修道院から始まる。 聖テレサの戒律を守る跣足カルメル会の修道院…
イギリスの作家、1891年の作品。作者の半自伝的小説だが、遺産相続騒動ものでもある。
主人公エドウィン・リアードンは32才、愛妻エイミイと一人息子ウィリーと屋根裏部屋で暮らす。父親の遺産…
アメリカの作家、1999年の作品。フェルメール作(?)の絵画を相続した主人公は何者かに命を狙われる。
主人公クレア・モントローズはオレゴン州ポートランドで自動車局カスタムプレート課で働く、三十路を過ぎた…
フランスの作家、1835年の作品。「人間喜劇」シリーズの「私生活風景」の一冊。ヴォケール夫人の経営するヴォケール館に住む、ゴリオ爺さんと住人の物語。
主人公のゴリオ爺さんの物語は「人間喜劇」シリーズの中でも超有名で、一言で言うと、ゴリオ爺さんは娘二人…
イギリスのノーベル賞受賞作家、1954年の作品。無人島に取り残された少年たちのサヴァイヴァル物語。
主人公ラルフは無人島でまず、ピギーという少年に出会った。金髪で小太りで眼鏡をかけている。少年たちは大…
フランスの作家、1849年の作品。千夜一夜物語のパクリもの。「千霊」どころか「十霊」もない。もう少し中身があればよかったのに。
ルドリュ市長の家にジャックマンという石切人夫が出頭してきた。女房を殺したので捕まえてもらいに来た、と…
イギリスの作家、1905年の作品。国際結婚で生まれた子供の養育権をイギリス人とイタリア人が争う物語。
イギリスのソーントンに住むヘリトン家では、ヘリトン夫人が息子の故チャールズの未亡人リリアを一年間イタ…
イギリスの作家、1997年の作品。痛みを感じなかった男性が痛みを感知するようになった。
主人公ジェイムス・ダイアは1739年、母親エリザベスが氷ったテムズ河でスケート遊びをしていた時に、ど…
フランスの作家、1877年の作品。「ルーゴン=マッカール一族」の第七巻。ナナのママ、ジェルヴェーズが落ちぶれていく可哀想な物語。
物語が始まるとジェルヴェーズの恋人ランチェが小娘アデールと駆落ちしてしまい、息子のエチエンヌとともに…
イギリスの作家、1938年の作品。イギリスの保養地ブライトンの愚連隊リーダーのピンキーとウェイトレスのローザの「金太郎飴」物語。
ブライトンロックとは日本での呼び名は「金太郎飴」、どこで切っても断面の模様が同じもの。海辺の売店でロ…
イギリス在住の中国系作家、1991年の作品。少し前に話題となった、中国の女性三代のノンフィクション。この本、中国ではまだ買えない。いつになったら中国の人も読めるのだろう。上中下三巻。
著者の祖母玉芳は当時の50代の軍閥将軍に妻ではなく妾として提供された。自分の出世のため15才の娘を差…