8番出口【Kindle】


映画の原作。地下道が迷宮に変ってしまった。異変を見つけたら引き返す。異変が見つからなかったらそのまま進む。必ず8番出口から出るというルール。ちょっと中途半端。
二宮さん主演で夏にやっていた映画の原作。 面白いかなとおもって読んだが、正直に言うとくだらなかった…

本が好き! 1級
書評数:1401 件
得票数:26236 票
よろしくお願いします。
昨年は雑な読みが多く数ばかりこなす感じでした。
2025年は丁寧にいきたいと思います。


映画の原作。地下道が迷宮に変ってしまった。異変を見つけたら引き返す。異変が見つからなかったらそのまま進む。必ず8番出口から出るというルール。ちょっと中途半端。
二宮さん主演で夏にやっていた映画の原作。 面白いかなとおもって読んだが、正直に言うとくだらなかった…




戦後の日本の変化に戸惑う空気がよくわかった。説明すべきところに説明がない。会話がちくはぐ。とても不穏。
カズオイシグロのデビュー作。 1980年代イギリスに住む女性が現代と、1950年代に住んでいた長崎…





黒人奴隷ジムの視点から描かれたハックルベリーフィンの冒険。奴隷差別きつい。
めちゃくちゃ面白かった。 裏ハックルベリーフィンの冒険なのか。 奴隷であるジムが売られることにな…




直木賞受賞作宝島の続編となる短編集。戦後独自の歴史をたどった沖縄の歴史が閉じ込められているようで良かった。
直木賞受賞作宝島の続編となる短編集なのに、あまり人気がない気がする。 最後の中編ナナサンマルに言い…





ハリソン・フォード主演の逃亡者を想起した。これでもかこれでもかという追い込みが楽しかった。敵が反転し味方になるのが良い。白蓮教徒の二人のキャラが魅力的だった。
このミス 2025年度版 海外編 1位 華文冒険活劇小説。 中国の歴史ものというのもあるのですが、…





ジャンルはホラー、それともファンタジー。不思議な色あいの短編集。うんこがしゃべったり、呪いのウサギとか、月のものというのか性行為なしの妊娠の結末とか、人間の欲望や醜悪さが滲み出ている奇妙で想像力豊かな
ジャンル不明です。 ホラーとファンタジーが多めです。短編集。 国際ブッカー賞最終候補作に選出され…




馬鹿のように優しい」という言葉に消防士の仕事が凝縮されていると感じた。指令室の大切さがわかる。よくできた作品です。
こちら119番。火事ですか、救急ですか? 指令室に左遷された元消防署の隊長が主人公です。 なんで…





魔術師ペンリックのシリーズ第三作。独立した中編が三作です。どれも面白い。とくに、最後の疫病の話しはミステリー風であり楽しい。
三つの中編が読めます。 「ロディの仮面祭」 「ラスペイの姉妹」 「ヴィルノックの医師」 すべ…





魔術師ペンデリックの続編。魔を内に持つ医術魔術師ペンデリックが、捕らえられている将軍と接触しようとするのだが、将軍は目を潰されていた。それを治療し隣国に脱出、さらに、囚われている母親も奪還する冒険譚。
ビジョルドの作品は少しリズムが悪いので、てこずりますが面白いです。 魔術師ペンリックの続編です。 …




まるで別世界。生態系が違うかのよう。すごく多様でたくさんの生き物が暮らしていて、火山が噴火していたりもする。化学が進歩しここ数十年で一気に解明が進んだ。地下資源のことも気になる。
宇宙旅行ブームだが、僕なら深海に行くと思う。 深海は宇宙よりも不可思議な世界だ。 まるで別世界。…





人生のターニングポイントを描いた短編七つ。理系作家独特の切り口がいい。「アンモナイトの探し方」が好きだ。ここには研究者の熱が閉じ込められている。
理系作家独特の切り口が新鮮です。 どの作品にも地学、生物学、天文学などの理系思想が散りばめられてい…





ショートショート、韓国の星新一みたいな印象。妖怪や天使や悪魔が出てくる話しが多い。ブラックな皮肉に切れ味を感じる。
明らかに星新一の臭いがするショートショート。 作者が韓国人なので韓国社会の闇の部分がチラッと見えて…




レーエンデ国物語の作者のデビュー作。語り部という仮面の人たちが語るという形式。魔物が存在する世界。
語り部という仮面の人たちが語るという連作短編形式。 人物関係が複雑でわかりにくい。 男と思ってい…


中編です。2時間で読めます。『破果』の主人公爪角の殺し屋修行編。山で師匠と修行する話し。『破果』は名作だが、これはどうでもいい作品です。
本作は、年寄りの女性の暗殺者を主人公にしたアクション小説の名作『破果』の主人公爪角の若い時の修行の物…





職業殺し屋。年齢65歳。そんな彼女がエース級の殺し屋と対立し戦うというのだから楽しい。女性だから、年寄りだから・・・そんなのは関係ない。そう作者はこの作品で語りたいのだと思う。
文章が独特だ。 アクション小説は読みやすさも大切なのだが、そういう読者に対する配慮は微塵もない。翻…





誰の言葉かは忘れたが人類こそ最悪の害虫であると言っていたのを思い出した。絶滅したステラカイギュウに関わった人たちの物語。
極北の海獣とは、絶滅したステラカイギュウのことだ。 本書は、絶滅したステラカイギュウに関わった人た…





SF短編集。「霧笛」「雷の音」「太陽の金色のりんご」「長雨」「霜と炎」がとても良かった。とくに、「霧笛」と「霜と炎」が素晴らしい。
レイ・ブラッドベリの華氏451度が好きなので短編集である本書を読んでみました。 良い作品と駄作が混…





今村さんの初期短編集。英雄の子や孫が描かれている作品が多く、今川氏真や織田秀信や北条氏規などです。生き人形の製作者を描いた作品はホラー系で楽しかった。どの作品も秀作。
あとがきによると、初期の作品を集めたものが多いとのこと。 一つの作品を除いてすべて秀作でした。 …





ホラーというよりも不思議物語。だんだん人形が好みでした。最初の脱出劇が秀逸。それであの娘から四回だけ難を逃れる土人形を貰い。それで四回、この家族は生命を救われる。
百物語なので怖いはずなのですが、この四作すべて怖くなかった。 どちらかというと不思議系です。 …



依存症回復プログラム合宿3泊4日、つまり携帯なし、嵐で交通手段遮断、無人島なので・・・閉鎖空間。アガサ・クリスティーの時代からある閉鎖空間の出来上がり。犯人は誰だという本格ミステリー作品。
悪くはないんだが、こういう本格ミステリーは探偵役が魅力的でないとつまんない。 依存症回復プログ…