すべての、白いものたちの (河出文庫)【Kindle】
多くの読者の感想のように、文体は散文詩のようで、読めば深い心の底にある思いに気づく。
過ぎた者たちや風景の懐かしさだったり今手に取っているものもいつか消えていくという寂しさだったり、それ…
本が好き! 1級
書評数:645 件
得票数:17434 票
徹夜してでも読みたいという本に出会えるように、網を広げています。
たくさんのいい本に出合えますよう。
多くの読者の感想のように、文体は散文詩のようで、読めば深い心の底にある思いに気づく。
過ぎた者たちや風景の懐かしさだったり今手に取っているものもいつか消えていくという寂しさだったり、それ…
読み初めに相応しい暖かくいい話。おまけに文房具店が舞台で素敵な店主がいる。できればお勧めの文具をいろいろ買って帰りたい。文具だけでなく勿論店主のお兄さん付きで(初夢) 5つの短編集。
☆万年筆 しのぎを削った新人研修で生き残りついに初任給を手にした。ふと耳にした「お世話になった方に…
村田さんの世界観が面白くて読んでいるので、本屋さんでも名前が目に留まる。 三島由紀夫賞の受賞作。ふと思った、三島由紀夫賞か。
三島由紀夫賞ってざっくり二三人の受賞者しか知らないで、口幅ったいではないですか。私。 とりあえず村…
掃除洗濯、時々料理本
料理は毎日の生活の一部で、自分はまず何を食べたいかな、ということで献立を決めてきた。あまり悩まない。…
大晦日にホテルで、三人の80代の男女が猟銃自殺した。きっぱり思いを残さず消えていった。もうここにはなんにもないの。
三人は同じ美術系ムック誌の編集で働いたことがあって、やめた後でも会っては酒を飲んで話をするのを楽しみ…
北欧のミステリが面白い。冬の事件だから読んでいると寒い、凍える、、それでも温かそうなアイスランドの人々の暮らしや自然を、借りてきた本の写真で見たら。
アーナルデュル・インドリダソンの「 緑衣の女 」「 湿地 」「 声 」と北欧の陰鬱さが背景になったミ…
読みやすく面白い。信長盛んな頃の荒木村重が主人公。戦国の世に信長は滅び村重は生き延びた。#2024カドイカさんとひらけば夏休みフェア2024に挑戦!
荒木村重、一度は信長の旗下に入って摂津一帯を任せられた。だが5年後離反する。 重臣の謀反という思い…
孤独に生きている青年橘樹。大学時代著作権関連のゼミにいて、面接を受け今は全日本著作権連盟に就職している。チェロも弾ける。最近は全く弾いてはいないが。
今まで深海に生きているような暮らしを続けてきて、友人も作らない。親しく思える人もいない。そこに上司か…
国立博物館の帰り道は大和郡山回り。そこの駅前商店街で本屋さんを見つけた、見えたら入らないと帰れない、店内を一回りした正面に、本屋大賞超発掘本「プラスティック」が積んであって、おいでおいでをしていた。
どんな本?書店員さんたちが選ぶ「超発掘本」って。知らなかったのは私だけ?。「発掘」されるくらいだから…
題名の「信仰」ってどういうことだろうと積んであった本を手に取った。
読んでみると信仰(カルトかも)話と、後半は初めて読むエッセイ。 村田作品の読み始めは独特の世界観だ…
生きているから世界があるとちょっと思っている。今は生きているから。言い切れないのは私が死んでも残った人の中では生きているのかもしれないと思うから。
でも過去の生きたかけらが今でも人を傷つけ続けていたり、生き残った人たちを幸せにしたり不幸にしたりして…
先に読んだ村田さんの「地球星人」が面白かったので、この話題作を読んでみた。
ありえないような非現実を書く作品は多いし、荒唐無稽な世界を読むこともある。 マジックリアリズムとか…
ごんべえさんの「黒石」の書評で、新宿署のヒーロー鮫島は健在であると。続編の出版を知らなかった。恥ずかしながら感想も書かず大抵は徘徊しているだけなのにこんな御利益がある。今後読んだら書く(つもり)
「黒石」を読み始めてみると哀しいことに出てくる新旧メンバーの記憶が薄れていた。 調べてみると読んだ…
ラジオ番組で世界17言語に訳して朗読された短編集。中には、名前はよく見るのに作品は読んだことがないのに気がついた人もあった。もたもたしていると名作を読み逃すかもしれない。これがご褒美かも。
赤川次郎 仕事始め 便利な結婚 ☆代筆 彼女から手紙が来たが文章が上手く書けないの…
ココア飲んでみようかな。
土曜なのに目が醒めると家がしんとしていて、ああ散髪に行くと言っていたなぁと帰りを待っていたが1時にな…
かれこれ10年ほど前にこの絵本のことを知った。「かもしれない」が気に入って図書館で調べたら山のように読みたい人がいて、そのうちにと思っていたら気がつくと今頃になった。
久々に会った本好きの甥と話していて絵本が面白いということになった。知ったかぶりで読んでもいないヨシタ…
頭くらくら、胸どきどき、腰がくがく、おどる言葉、はしる妄想、ゆがみだす世界は、なんだか愉快。 奇想天外 抱腹絶倒のキシモトワールド。 ――帯より拝借――
岸本さんはまた多少自虐的に面白い日常を話してくれる。そこのところが同病持ちの私にグッとくる、思い当た…
呪い花 長い腕Ⅲ 恨みを呑んで死んだ喜助一家の生き残り、近江敬次郎(鶴太)の怨念か。早瀬村の事件は続く。
喜助一家の悲劇の源、御用林を切ったのは宇賀屋敷の者だった。苗字帯刀を許された村の有力者たち(東家・西…
冒険家×ノンフィクション作家が書くこと、生きることの意味を問うこと。
私は山が好きだが登山ではなく歩山で、主に平地では見られない山の花々を見るのに歩いてきた。今は平地を徘…
「長い腕」から11年後、続編は忘れたころにやってきた。江戸末期に生まれた大工の、時代を超えた悪意(呪い)がまた早瀬を襲う。いくつものエピソードが巧妙に織りなす一気読みのミステリ。
愛媛、早瀬町での事件が解決した後、時は流れてもまだ呪いは収まっていなかった。 前作ではゲーム会社に…