日本人ってカレー大好きですよね。国民食と言っても良いくらい。
本書は日本では何故そんなにカレーが人気なのか、日本のカレーってどのようにして今のようなものになっていったのか辺りを書いた作品です。
まず、カレーと言えばインドでしょ。ということで著者はインドでの調査を始めます。
インドの方に日本のカレーを食べてもらってみたところ、意外にも「スパイシーさがもっと欲しいけれど美味しい」という評価だったそうです。
「これは別物」と否定されるかと思ったのですがなかなかどうして。
もちろん、日本のカレーとインドのカレーはかなり異なるもので、インドから直接伝わったということではなく、一般に言われているようにイギリスを経由して日本にもたらされたということになるようです。
それならということで、今度は著者はイギリスでの調査を始めます。
どうやらイギリスではインドのカレーを基にして、イギリス人の口に合うようなカレー粉を作ったそうなのです。
ところが、その製造元や大英図書館まで調べてもあまり資料が残っていないんですね~。
現在のイギリスでも、カレーを食べないことはないけれど、それほど頻繁に食べるものでもないということなんです。
じゃあ日本のカレーの発展は? ということで調べ始めるのですが、文献に残っている日本の最初のカレー・レシピは、なんとカエル肉を使うように指示しているのだとか。
当時の日本って、そんなにたやすくカエル肉が手に入ったんでしょうか?
また、割と昔から、鰹出汁を入れるというレシピも登場していたようで、こりゃ蕎麦屋のカレーですな~。
その後紆余曲折あり、日本のメーカーの工夫もあって、現在のカレーにたどり着いたということのようです。
確かに、日本のカレー・ルーはよく出来ていると思いますよ。
普通に作ればちゃんとした美味しいカレーができます。
余談ですが、どう作ったって美味しくなるカレーのハズなのに、私、出張でうちの名古屋支店みたいなところに行ったんですね。お昼に地下食でカレー頼んだら、これがマズイ!(いや、マジでマズかったので驚いた)。
どう作ったらこうマズくできるかなぁ……。
その後、私その名古屋支店みたいなところに転勤になったのですが、二度とあの地下食には行かなかった~(その後、無くなったみたいです)。
読了時間メーター
□□ 楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)/226ページ:2026/03/19
この書評へのコメント