私の百人一首




白洲正子流、百人一首の鑑賞、と言うより、やはりこれは紛れもなく白洲正子の文章
明けましておめでとうございます。2026年のお正月です。なので、百人一首です。学生の頃は冬休み明けに…
本が好き! 1級
書評数:30 件
得票数:453 票
辻邦生作品をこよなく愛する昭和生まれ。
企業人から起業人へ。そして今は読書人。
noteにて「辻邦生文学の外観」公開中。




白洲正子流、百人一首の鑑賞、と言うより、やはりこれは紛れもなく白洲正子の文章
明けましておめでとうございます。2026年のお正月です。なので、百人一首です。学生の頃は冬休み明けに…





染織工芸家 支倉冬子の、自身の《生》への回帰による芸術再生の物語
辻邦生さんのニ作目の長編『夏の砦』。何度読み返したかわからないこの初期の傑作を、また新たに読み返して…



広告はその役割を終えたのか? 広告マンと言われるほどの人ならおそらく誰もが知っている、顧客を動かす心理技術
たまには小説以外のものについても書かないと、こいつがレビューを書けるのは小説だけだろうと思われてもア…





イタリア人船員の「私」が語る信長と、辻邦生が安土城に見ようとしたもの
来年(2026年)のNHK大河ドラマはまたまた信長・秀吉の時代『豊臣兄弟』です。 1983年の大河…




イタリア北西部の農村を舞台に優しく描かれた、ある家族の不穏な物語
『故郷』はイタリア人作家・詩人のチェーザレ・パヴェーゼの長編第二作にして処女出版小説です。なぜ第二作…




灰色の靄か霧に覆われているようなこの物語は読者を不安にさせる
『時の主人(あるじ)』は先にご紹介した 『アブサン』 の作者、クリストフ・バタイユの3作目の小説であ…




アブサンに魅了された男を巡る、大人の童話あるいはソナチネ
俺は毒を一口たっぷり飲み干した。⎯⎯俺のもとにまで届いた忠告には感謝感激!⎯⎯はらわたが焼ける。毒…





映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」を受けて再読。こちらはマッターホルン北壁を女性として初めて登頂した二人の登山家の物語。
新田次郎にどっぷりハマったのはいつのことだったろう・・・? 山は好きだったけれど自分で登ったのはせい…



「詩は感情ではなくて ⎯⎯ 経験である」こうして本書を書き、リルケは詩人になった
#やりなおし世界文学 に参加させていただきます。 北杜夫さんの処女長編 『幽霊』 について辻…




古活字本「嵯峨本」を巡る3人(本阿弥光悦・俵屋宗達・角倉素庵)が求めた<美>とそれぞれの生き様
歴史長編『嵯峨野明月記』は、戦国から江戸初期までを生きた3人の文化人、本阿弥光悦・俵屋宗達・角倉素庵…




『十二の肖像画による十二の物語』に続く、<人間の魂の反映として>見られた十二の風景画による物語
前回の 『十二の肖像画による十二の物語』 に続く企画『十二の風景画への十二の旅』です。 現代ア…




12の肖像画からインスピレーションを得て書かれた12の創作説話
私が<絵画に関連する短編小説>と呼ぶのは、画家が、その絵に描こうとした<感動>の源泉まで遡って、そ…

昭和初期、「美しい死」を完遂せんがため純潔を貫いた若者の悲哀!
これを書いているのは11月25日。偶然ですが、今日は三島由紀夫の忌日 「憂国忌」 です。その内容から…




これまでの哲学を「新実在論」によって問い直し、<在り方>を新たに定義付けること
本書はドイツ生まれの哲学者、マルクス・ガブリエルが若干33歳で発表した、一般人向けの新たな哲学書です…




ツァラトゥストラを下敷に書かれた、崇高な理想と黒い陰謀が交錯する海洋冒険サスペンス!
大いなる正午とは、人間が動物から超人にいたる道程の中間点に立って、夕べに向かう自分の道を、自分の最…




若書きの香りも清々しい、デビュー作から哲学的問題作まで。著者自選による13の短編集。
三島由紀夫のデビュー作『花ざかりの森』は1941(昭和16)年の作品で、新潮文庫による本短編集には三…





明治末期〜大正にかけての、貴族階級の純粋な愛の形を格調高く綴った佳編!
2025年は辻邦生さんの生誕100年であるとともに三島由紀夫もまたそうです。今更ながら三島由紀夫を読…





一貫して命の美しさ、厳しさ、喜びを見つめ続けた辻邦生の最後の長編
私(寂然)が西行とともにいた日々、知ることのできた秘密といえば、ただ一つ ⎯⎯ この、我を捨て、こ…




「鉄道一筋の紀行作家が何を思ったか、ある日突然、<日本縦断僻地バスの旅>を企てた!(文庫本帯のキャッチコピー)
拾得さんの『終着駅は始発駅』に触発されて、手元にある宮脇俊三ものを読み返してみました。とは言っても鉄…





活花をモチーフに描かれる、ある親子の連作短編。一つひとつ、それ自体があたかも活花のような美しい物語。
舞台は京都嵯峨野大覚寺とその周辺の寺々。大覚寺の花務職僧侶で華道家の、未生流華道2世、不濁斎広甫は実…