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三太郎

三太郎 さん

本が好き! 1級
書評数:859 件
得票数:21965 票

1957年、仙台に生まれ、結婚後10年間世田谷に住み、その後20余年横浜に住み、現在は仙台在住。本を読んで、思ったことあれこれを書いていきます。

長年、化学メーカーの研究者でした。2019年から滋賀県で大学の教員になりましたが、2023年3月に退職し、10月からは故郷の仙台に戻りました。プロフィールの写真は還暦前に米国ピッツバーグの岡の上で撮ったものです。

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ローマ亡き後の地中海世界1: 海賊、そして海軍

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ローマ亡き後の地中海世界1: 海賊、そして海軍

「ローマ亡き後の地中海世界」では5世紀から15世紀までの、西ローマ帝国滅亡後の地中海を挟んだ西欧とイスラムの攻防史が語られます。「パクス・ロマーナ」(ローマの平和)が失われた後の地中海世界のお話です。

塩野さんは1937年、東京生まれ。僕が初めて読んだのは中世~ルネサンス期のベネチア共和国を描いた「海…

投票(22コメント(2)2014-10-02

リトル・フォレスト(1) (ワイドKCアフタヌーン (551))

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リトル・フォレスト(1) (ワイドKCアフタヌーン (551))

四季を追って山里の暮らしが描かれていますが、冬から早春の描写が素敵です。僕のイメージする岩手の山村の冬は乾いた雪がひっそりと降り積もり、音のない世界がどこまでも広がっている、それが絵から感じ取れます。

著者は1969年熊谷生まれ、盛岡在住のまんが家。 橋本愛さん主演で映画化されたというので、原作…

投票(18コメント(0)2014-09-23

トリエステの坂道―須賀敦子コレクション

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トリエステの坂道―須賀敦子コレクション

著者はトリエステの坂道で、かつて詩人ウンベルト・サバが経営していた「ふたつの世界の書店」を探そうとする。著者は二つの世界のどちらかに属することを拒んだサバの生き方に心を惹かれたのだろうか?

須賀さんのエッセイの三冊目です。 この本の最初のエッセイは、詩人ウンベルト・サバを偲びつつアド…

投票(29コメント(4)2014-08-26

【新版】 雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り

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【新版】 雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り

この本は、「武士」という名誉ある人々を中心とした従来の戦国史ではなく、「さむらい」という、農民上がりの雑兵たちから見た、歴史に埋もれていた戦争と戦場の実態を掘り起こしたエポックメイキングな書物です。

藤木久志さんの戦国3部作の一冊目です。 この本は、「武士」という名誉ある階層の人々を中心とした…

投票(30コメント(0)2014-08-14

ダークマターとは何か 天の川銀河探査で挑む宇宙論最大の謎

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ダークマターとは何か 天の川銀河探査で挑む宇宙論最大の謎

目に見えない(ダーク)物質(マター)がこの宇宙には満ちており、それどころか化学で習うような普通の物質(元素)は宇宙の全質量の高々4%ほどしかない、というビックリな事実が明らかになったのは最近のことだ。

では全宇宙の残りの96%は何でできているかというと、23%がダークマターで、残りの73%はダークエネ…

投票(20コメント(0)2014-07-26

ミラノ霧の風景―須賀敦子コレクション

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ミラノ霧の風景―須賀敦子コレクション

「もとを洗えばネコの糞であったり、かびたチーズ、腐った魚のはらわたにすぎないものが、たがいにまざりあい、響きあって、私たちのあるかないかの体臭となり、人間同士をかぎりなくなつかしい存在にしている」

須賀さんのエッセイは二冊目です。 60年代のイタリアで出会った友人たちへの回想やミラノ、ペルー…

投票(26コメント(3)2014-07-20

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」完全シナリオ集 第2部 (単行本1(5000円未満))

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NHK連続テレビ小説「あまちゃん」完全シナリオ集 第2部 (単行本1(5000円未満))

NHKの朝ドラ「あまちゃん」の放送が終わってもう10カ月になる。僕がNHKの朝ドラを続けて見るなんてこれまで一度もなかったと思うから、自分的にも「あまちゃん」はちょっとした事件だった。

それは無論ドラマが無類に面白かったからだが、同時に現在劇で久しぶりに正真正銘のトリックスターに出会っ…

投票(15コメント(0)2014-07-12

コルシア書店の仲間たち―須賀敦子コレクション

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コルシア書店の仲間たち―須賀敦子コレクション

「人間のだれもが、究極においては生きなければならない孤独と隣あわせで、人それぞれ自分自身の孤独を確立しないかぎり、人生は始まらないということを、すくなくとも私は、ながいこと理解できないでいた。」

著者は1929年生まれ。私の母と同年代です。1960年から1971年までミラノに住み、夫のペッピーノ…

投票(20コメント(2)2014-07-05

ヴァイオリン職人の探求と推理 (創元推理文庫)

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ヴァイオリン職人の探求と推理 (創元推理文庫)

お話は17世紀の北イタリアはパレルモで、アマティ、グアルネリ、ストラディバリといった名工たちが優れたヴァイオリンを作り始めた頃に遡る、幻のバイオリン達を探索する現在のヴァイオリン職人の物語。

初めての献本に対する書評です。 僕は10代にはミステリーを読み漁り、コナン・ドイルからエラリー・ク…

投票(16コメント(2)2014-06-29
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