場所

あなたの場所。わたしの場所。もう戻れないあの場所。
アニー・エルノーは2022年のノーベル文学賞受賞者。授賞理由は「個人的な記憶のルーツや疎外感、集団的…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1853 件
得票数:50736 票
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。♂x2、♀x2。雌は勤勉に毎日卵を産むようになりました。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

あなたの場所。わたしの場所。もう戻れないあの場所。
アニー・エルノーは2022年のノーベル文学賞受賞者。授賞理由は「個人的な記憶のルーツや疎外感、集団的…



楓の祖父は安楽椅子名探偵。一方で、レビー小体型認知症患者でもある。聡明な頭脳と揺らぐ記憶の向こう側に見える「物語」とは。
第21回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。 教師を勤めている楓には、自慢の祖父がいる。昔…

ここに取り上げられた集落はどのくらい残っているのだろうか。
僧侶であり、写真家でもある著者が、日本各地の限界集落を訪ねたフォトルポルタージュ。2008年刊。取材…

限界集落で犬と暮らす
新聞書評で拾った写真集。 ハナちゃんは柴犬。佐渡・北端の限界集落で暮らす。 著者さんはお坊さ…

庶民が楽しんだ物語を楽しむ。
承前 。 下巻は 蛤の草紙 小敦盛 二十四孝 梵天国 のせ猿さうし 猫のさうし …

つれづれを慰めた物語たち
御伽草子は室町のころに成立した短い物語群である。平安期の物語文学の流れを汲むが、対象読者は幅広く庶民…

御伽草子の2話をベースにした冒険物語
かつて新潮少年文庫というシリーズがあった(全10冊: Wikipedia )。 新潮文庫とは直接の…




丁寧に細やかに綴られる、ある人形一家の暮らし。終盤に起こる大きな悲劇に言葉を失う。
イプセン『人形の家』 を読んだので、邦題が同じこちらも読んでみる。。 こちらはイギリス人作家によ…




ノラはなぜ、家を出なくてはならなかったのか。
ノルウェイの劇作家、ヘンリク・イプセンの代表作の1つ。 有名作品だが初読。 ひとことで言うならば…

儚く去った女の面影。
「対訳でたのしむ」能のシリーズ。 源氏物語を題材にした能はいくつかありますが、これもその1つ。…

取っておきたい、けれど朽ちてしまう。文化財・標本の劣化の事案例と対処法。
文化財や標本は、過去の人間の営みを現在に伝える資料である。だがこれらには経年劣化がつきもの。長い年月…



知財xラノベ、第2弾。徐々に成長していく新米部員。
『それってパクリじゃないですか?』 の続編。 1巻で、会社にとっても知財部にとっても大きなピ…

「自分はお坊ちゃまだ、/しかし父と母の子だ、/父も母も大宮人と百姓の子だ。/自分は空想と現実の子だ。」(「自分は父と母の子だ」)
武者小路実篤の詩を阪田寛夫が編んだもの。 実篤といえばまず思い出すのは「仲よき事は美しき哉」だ…



大正京都探偵浪漫。屈強な庶民と病弱な貴公子が挑む愛と情欲の事件簿。
京都近代バディもの。 鯉城(りじょう)は豆腐屋の息子として生まれ、警官となったが、事情があって職を…



うぉん。うぉん。うぉん。軍用犬とその子孫から見た20世紀年代記。
1942年、ミッドウェイ作戦の一部として行われた作戦により、アリューシャン列島に属するアッツ島とキス…

「かんじんなことは、目に見えない(Le plus important est invisible)」
『夜間飛行』 を読んだので、久しぶりに再読してみた。 近年、さま々な新訳も出ているが、こちら…




その夜を、越えられるか。
サン=テグジュペリの名を世に知らしめた作。1931年原著初版刊行。アンドレ・ジッドの序文が添えられて…




無垢なる聞き手、プラテーロ
「プラテーロ」はロバ、ふんわりとした綿毛のロバ。 瞳は漆黒。オレンジやブドウ、イチジクが大好き。 …



近代女性記者の体当たり潜入ルポ
現在でも新聞・通信社記者のうち、女性の割合は男性の1/4程度(2022年の統計)だというが、戦前はさ…

<悪の凡庸さ>の「凡庸化」を考える
「悪の凡庸さ」というと一般に、平凡な人物が盲目的に上からの指示にしたがい、結果として恐ろしい悪に加担…