本書は『本と鍵の季節』に次ぐ図書委員シ
リーズ。
図書委員の松倉詩門の代役が休んだため堀川
次郎はひとり、貸し出した本の返却期間が過
ぎたものについて、督促状を作っていた。
その後、松倉詩門が遅れて遣ってきた。
堀川次郎は返却箱にお置かれた本に気づいた。
『薔薇の名前 下巻』の中に忘れ物がないか
チェックしたところ栞が挟まっていた。
その栞は押し花をラミネート加工したものだ
った。
その花を見て松倉詩門は書架から『天然色日
本の植物図鑑』を取り出して花を調べる。
花は『トリカブト』だった。
猛毒の『トリカブト』が何故、栞になってい
るのか。
堀川次郎と松倉詩門は持ち主を探すために『
花の栞を忘れた人は、図書委員の松倉か堀川
まで』と掲示した。
保健室の隣に掲示された賞を取った写真の
背後にトリカブトの花が写っていた。
トリカブトに学校が汚染されているのか。
それとも組織的に学校の裏にトリカブトを生
産しているのか。
今回も、きな臭い事件だったが逮捕者が出な
かったのは不思議だった。
この書評へのコメント