蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係



蜂の生態に異常に詳しい巡査の圭子の言葉に触発され、ベテラン刑事の須藤の推理が冴える。
警視庁総務課動植物係シリーズ第2作目。捜査一課で活躍していた須藤警部補50歳はある事件の捜査中容疑…

本が好き! 1級
書評数:6237 件
得票数:91883 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。



蜂の生態に異常に詳しい巡査の圭子の言葉に触発され、ベテラン刑事の須藤の推理が冴える。
警視庁総務課動植物係シリーズ第2作目。捜査一課で活躍していた須藤警部補50歳はある事件の捜査中容疑…



私と浅田次郎は同い年。同じ空気を吸いながら年齢を重ねてきたことが確認できた作品だった。
天と地ほど差があって恥ずかしいのだが、私と浅田は同い年。だから浅田が描く作品が同じ風景をみて、育っ…



悩める外科医から、いよいよ天才外科医ブラックジャックの登場
外科医シリーズを大ヒットさせた、現役外科医作家中山祐次郎のこれが完結になるとは思わないが最後と銘打…



人間は立って左右がきちんとバランスがとれていないといけない。バランスがとれていないと、体温は左右で異なる。体温は一か所だけの計測では不十分。
日本で、整体の創始者の野口が初心者に向けてわかりやすく野口整体のポイント説明した作品。昨日読んだ佐…



95歳、ますます元気。元気一杯に生きていますなんて本だったらいやだなあ。
新聞の投書欄、投稿者は殆ど、70歳代後半から80代の人。 「同好者同士で、何かの趣味を始めま…



山田さんは、小説家になる前、漫画家の時代があった。
少女時代から始まり現在まで、積み重なった人生を描いた、自伝的小説集。 私が会社に入った時、…





あの悲劇の戦争の中、大儲けをした人たちがいた。
私の幼いころ、故郷の町には、戦前満州に開拓団として入植し、戦後満州から引き揚げてきて、今度は日本に…



エイズの特効薬が秘密裏に開発される。そうすると、大製薬会社がその製法特許を買い製造販売をする。これでは治療薬が高額となり、患者には手が届かなくなる。
「死神」シリーズ第2弾。前作ではゴールデンレトリーバーのレオが活躍するが、この作品では黒猫クロが活躍…



ミステリー、トリック解明の鮮やかさに力点をおくか、人間を描くことに力点をおくか。
駐在刑事シリーズ第2弾。本のタイトルになっている作品を含め5作品が収録されている。 主人公…




野球で4割バッターがでないのは何故?
創作のヒント、学生時代に住んだ京都、父親、季節の移り変わりを描きながら、作家のあり様を描いたエッセ…



人は瞬間的に劇的に変わるものではない。変化は、ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて行われる。
寺地はるなさんのデビュー作品。本のタイトルになっている長編と連作になる短編2編が収録されている。 …



仕事や生活の悩みを忘れて、自由にゆったり過ごせる避難場所が欲しい。
三作品が連作のように収録されている。作品の舞台は大正時代に建てられたビルにあるたった6部屋のホテル…



病気の原因は、いろんな検査だけではわからない。不思議な聴診器が登場。それを身体にあてると、患者の生活、苦悩が目の前に展開。これで、病気の原因が判明する。
人気の病棟シリーズ第3弾。 主人公は神田川病院でアルバイト医師として勤務する55歳の女医桐…



よく原発反対には、生まれてくる子供や、未来の子供に大きな被害をもたらすと、子供を利用した訴えがなされるが・・・。
主人公は大浜栄一。隣人の金内を殺害する。金内の妻への激しい暴力を見とがめた故の事件。そして大浜は住…



どんな服を着たらいいか。これが難しい。なぜなら、身体がどうなっているか、人は見ることができないから。
哲学者鷲田が身体論をわかりやすくファッションと結びつけ説いた作品。 からだって、こまったも…



同棲相手に別の男がいる。だから、相手を責める。その繰り返しを300ページ全編にわたって描く。そのエネルギーに感心する。
私は大学時代前半は学生寮で過ごした。寮の部屋には、たまり場になっている部屋があった。夕方になると、…



人間は神様の愛しい子なのに、神様はお願いしても何も聞いてくれない。
殆どの村上作品は読んできたが、何故かこの作品がすぽっと抜けていた。早速購入して読んでみた。 …



治療ではなく、病気を作りだしたら・・・・。
天才女医天久鷹央シリーズ作品。 天久鷹央が統括診断部長をしている、天医会総合病院で、院長を…



食事は食べたら終わり。何も残らない。そんなことはない、その時の味。会話。雰囲気はずっと記憶に残る。
主人公は30歳で食品メーカーに勤務、傘下の外食チェーンカフェで働いている碧。恋人の安西と長い間同棲…



社会通念、常識からはずれた生き方をすると、どうして、何でのすさまじい圧力にさらされる。
主人公は小山椿31歳。文具メーカーに勤めていて経理部で事務員をしている。母は死んでいなくて、父親と…