透明な夜の香り





人間の記憶は消えるけど、嗅覚は残る。
この作品には4人の主要登場人物いるが、更にその中でも重要なのが元書店員で、今は古い洋館で家事手伝い…

本が好き! 1級
書評数:6331 件
得票数:93471 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。





人間の記憶は消えるけど、嗅覚は残る。
この作品には4人の主要登場人物いるが、更にその中でも重要なのが元書店員で、今は古い洋館で家事手伝い…



料理人にとって愛する人は、おいしいと言ってくれる人ではなく、命を預けてくれる人です。
色んな場所、立場で料理をつくる人を描いた短編集。 6作品が収録されている。その中でも、今集…




長年行方不明だった兄の死体が見つかったと、遠い塩釜の警察から連絡がある。そこからの対応の怒涛の4日間。せつない兄の暮らしが垣間見える。
折り合いが悪く、ほぼ30年前に音信が途絶えていた兄が亡くなり、両親もすでに他界していたので、唯一の…



世の中のじじばばだったら、こんなことをするだろうと作者群さんが作ったような気がしてしまう。
私が会社にはいって、しばらくすると、破天荒な女性エッセイスト、作家が登場した。 「午前零時の…



タイトル「さんかく」は三角関係の「さんかく」。でもよんでみると、必ずしも三角関係ではない。
フリーのデザイナー夕香。かって夕香の職場でバイトをしていた正和。夕香は正和と恋愛しているが、正和は…



こういう作品を文学作品というのだろう。氾濫する、ライトノベルのような作品ばかりに馴れると、こんな作品を読みこなすのが本当に難しい。
千早さんのデビュー作。小説すばる新人賞受賞作。 この作品は、文章も内容も格調高く、今世の中…



男女の関係に友達関係は成り立つか。直木賞の男性作家選者がそんなことあり得ないと否定し、直木賞受賞を逃した作品
男女の関係で、恋愛感情になることなく、友達としての関係は存在しうるかを問う物語。 この作品、直…



占星術で生まれてから今までの人生を説明。その後どの星に向かうかで、人生の生き方を教授する、どうも、凡人の私には浮世離れしているように思える。
この本も娘のお下がり。このシリーズ好評ですでに6巻まで出版されている。 私にはめずらしく、今紹介…



私が住んでいる地方都市に「プティフール」という菓子店がある。本のタイトルをみて購入。まさか、あの菓子店」が舞台?そんなことは」ありえないな。
何この作品。私の住んでいる地方都市に、洋菓子店「プティ・フール」がある。 あの「プティ・フール」…



そこそこの企業で管理職にでもなれば、離婚も恋愛も自由だ。
主人公のマリエは39歳で、夫森崎の「恋をしたいから、別れてくれ」の言葉で、2年間は逡巡していたが、…



どんなに痛み、傷ついた人形も、リューズをまいてやれば、元気になってよみがえる。
人形が夜語るのは、人形たちの夢見の物語。幻想と現実が溶け合う12の物語。 どの作品も、読者が…




作者浅田は言う。膨大な数の本が出版されているが、読者はどんどん減り続けると。それは、真の文学作品が少なくなったからだと。今こそ、文学作品たる、浅田次郎作品を読め!
浅田次郎が日本戦前の近代史を描く大作「蒼穹の昴」の第6巻作品。 昭和11年2月26日、皇道…



私の家の前のアパートは以前住人全員が外国人だった。トラブルや苦情が多かった。
吉永さんの作品、たまに手にするのだが、とにかく読み砕くのが難しく、苦戦した思いが強い。この作品、タ…



売れっ子作家の千早さんの友達、新井見枝香さんはストリッパー。見枝香さんが、千早さんをひっぱりまわす。
千早、新井の交換エッセイ。 最近の思春期の人を扱う小説では、良くも悪くも、友達を作ることが…



人間は本来、男と女を一つの体に持っていた。これを神ゼウスが真っ二つに切断し、男と女が生まれた。しかし、人間は元の男女になりたい。この気持ちが恋愛の正体。
松井久子の作家としての処女作。私は、松井さんの2作目「最後のひと」をこの前に読んだ。「最後のひと」…





ユーミンの凄さを書きつくした。
女性シンガーソングライターの天才はユーミンと中島みゆき。この作品はユーミンの魅力のすべてを書きつく…



燈真の眼は何でも見えすぎる。そのため、紙の本が読むことができず、読めるのは電子書籍だけ。ミステリー作家の巨匠宮内彰吾は遺作を燈真のために紙の本を書いた。その本だったら燈真は読める。それは どんな本?
主人公は藤坂燈真。燈真の父親の宮内彰吾はミステリー作家の大御所。燈真の苗字と作家の苗字が違 うの…



この本、映画化もされ、ちまたでは大ベストセラーとなっている。でも殆ど話題にならない。小説をみる見方を変えねばならない気がしてくる。
この本も娘からのお下がり本。 で驚いたのだが、この作品は福原遥、水上恒司主演で映画化がなされ、本…



猫弁シリーズ完結編。猫弁百瀬の考え方、行動の背景になっている、百瀬の若い頃のせつなく、苦しかった過去が明らかにされる。
また大失敗をした。この猫弁シリーズ2部構成になっていて最初のシリーズは10冊の本で構成されていて、…



コーヒーは、砂糖、ミルク入りでなくてはいけない。
主人公の曜は東京大井町でスナック「YOU」を経営するかたわら、昼間は古物商「タイムマシーン」を経営…