まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ



商店街があり、そこの人たちの交流馬として珈琲屋がある。そんな街は今はどこにあるだろう。古い昭和の時代をなつかしく思い出させる物語集。
紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第5弾。 この本の前に、ブックオフから新野剛志の作品をたくさん買いこみ…

本が好き! 1級
書評数:6282 件
得票数:92601 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。



商店街があり、そこの人たちの交流馬として珈琲屋がある。そんな街は今はどこにあるだろう。古い昭和の時代をなつかしく思い出させる物語集。
紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第5弾。 この本の前に、ブックオフから新野剛志の作品をたくさん買いこみ…



観念に想像力だけを駆使して物語を創る。机の上だけで物語を創るとこんな物語になってしまうという巳本のような作品だった。
住野さんは、青春を描かせたら、想像力、洞察力が豊かで、考察する幅も広く、どの作品を読んでも深い感動…



ミステリーの評価に、ちりばめた多くのトリックの回収ができているかがある。だけど、それが多すぎると読んでいていやになる。
第23回「このミステリーがすごい」文庫大賞受賞作品。 探偵事務所を営む七隈昴、助手の薬院律…



激しい虐めを受けていた人たちが集まりグループを作ると、そのグループの中で、いじめの対象者をみつけ、自分が受けていたいじめより、更に激しいいじめをする。
2017年から2022年にかけ、沢村が発表したホラー怪談短編小説を収録した作品集。7編の作品が収録…



元気がなく寂れてゆく街に、どんどんできるのは、葬儀屋ばかり。
葬祭セレモニー場「坂東会館」シリーズ第3弾。 最近は、街食堂、街中華などがどんどん無くなり…



10歳の時に大好きなおばあちゃんからプレゼントされた万年筆。その万年筆で初めての給料でお茶を買って、感謝の手紙を書いて贈る。
主人公の凛は、新入社員研修を終え、初めての給料をもらう。先輩にその記念すべき給料をどのようにしたら…



物語の芯になるものが、マネロンと暴力団へのお金上納。どうしてそれが必要となるのかが描かれないので、読んでいても話についていけなくなる。
いよいよ、新野がわからなくなった。 この作品は、4人の視点から、物語が展開してゆく。 一…



物語は冒頭、犯人が人を殺める場面から始まる。その犯人を福家警部補がどのようにして追いつめるか。倒叙ミステリーのだいご味が味わえる作品。
倒叙ミステリー作品。女性刑事福家警部補シリーズ第4集。 倒叙ミステリーというのは、犯人が犯…





テレビは一方的に情報を送りっぱなし。だから「放送」という。
さだまさしが何回も繰り返した永六輔との対談を収録した作品と、永六輔の孫の永拓実が六輔との思い出と永…




青木ヶ原の樹海。毎年80体もの死体が発見される。その多さに殆ど自殺と判断される。それ本当?物語の設定、目の付け所が秀逸。
娘が購入してきた大倉さんの本を4冊読み、どの作品も面白くて、古本屋で1冊仕入れた表記作品を読んでみ…




クイズ番組でチャンピオンになるためには、幅広い知識を持つことも大切だが、それ以上に出題者の意図を掴み、問題を類推する能力が必要だ。
最近はテレビを殆ど見ないから、どうなっているかわからないが、40年前くらい、テレビではクイズ番組が…



会社には、全く利益を産まない部門がある。
新野の傑作あぽやんシリーズ第3弾。 私が会社の新入社員時代は3年間大阪の営業部門で仕事をし…



物語を創るには、削るということも必要だ。新野は知っていること、書きたいことはもれなく書こうとする。それが、読む人を混乱させる。
新野の本をたくさん買い込んで集中して読んでいるが、どこが面白いんだろうという作品ばかりで失敗したな…



性差別はいけない。男女平等。これは女性の権利主張を増大させることを意味する。しかし、人間が進化をしてゆくと、男性は消えてなくなる。
この本出版されてから一年以上が過ぎている。ネットの読書メーターの投書数を検索してみる。余ほど特殊本…



新野は1999年文壇デビューして、たくさんの本を世に送り出している。しかし、売れ行きはさっぱり。どうして売れなくても本が出版できるのか、どこが面白くないのか、追求しながら、彼の本を読んでいる。
新野の代表作「あぽやん」シリーズに通ずる作品。 主人公山根寛治は暴力団迫島組組員。組長から…



動物生態の知識が異常に豊富な薄圭子巡査の知識が、この作品では生きる。
須藤刑事、動植物について異常に多くの知識を持つ薄圭子巡査の漫才コンビが活躍する警視庁いきもの係シリ…



小さい時は大の友達。しかし、育つ環境が大きく違うと、いつか友達関係は崩れ、憎しみ合う関係になる。
「警視庁生き物班」シリーズ4作目。本のタイトルになっている作品を含め3作品が収録されている。私立の…



動物について異常に詳しいが、語彙力は小学生以下の薄井圭子巡査のしゃべりが楽しい。
「警視庁いきもの係」シリーズ7作目。このシリーズ、売れ行き順調で、2017年にはテレビドラマ化されて…



作者新野、「あぽやん」シリーズ以外、殆ど売れていない作家。それでも、多くの長編作品をたくさん出版している。編集者には評価されるが、世の中には評価されない不思議な作家だ。
主人公中谷洋は小説家でありながら、小説を書けない状態が4年も続いていた。深夜コンビニの前で、女性に…





2日から10日までの呼び方、「ふつか、みっか、とうか」と語尾が「か」。日が「にち」に変わるのは「11日」から。そして1日は「ついたち」。この「たち」は「旅立ち」の「たち」だ。
漫才コンビを組んで、小劇場を中心に舞台で漫才をしていたが、コンビの片割れからコンビ解消を告げられ、…