see you again




日本中を震撼させた、自死した中学生が残した、自分が受けた凄惨ないじめについて書かれた遺書。だが、1人のルポライターがそれに違和感を感じ、事件の取材を始める。彼が30年に及ぶ取材の果てに見たものとは?
ルポライター、小林篤によって書かれた本書『see you again』については、カバー袖にある紹介…

本が好き! 1級
書評数:611 件
得票数:10718 票
「ブクレコ」からの漂流者。「ブクレコ」ではMasahiroTakazawaという名でレビューを書いていた。今後は新しい本を次々に読む、というより、過去に読んだ本の再読、精読にシフトしていきたいと思っている。
職業はキネシオロジー、クラニオ、鍼灸などを行う治療家で、そちらのHPは→https://sokyudo.sakura.ne.jp




日本中を震撼させた、自死した中学生が残した、自分が受けた凄惨ないじめについて書かれた遺書。だが、1人のルポライターがそれに違和感を感じ、事件の取材を始める。彼が30年に及ぶ取材の果てに見たものとは?
ルポライター、小林篤によって書かれた本書『see you again』については、カバー袖にある紹介…




皮膚を見れば見るほど見えてくるのは、身体の外側に沿ってあるものこそ、人間を人間たらしめている本質だということだ。皮膚とはすなわち、私たち自身なのだ。(第10章より)
「皮膚は人体最大の臓器」ということが、最近とみに言われるようになった。本書のプロローグにも 皮膚は人…



「哲学はこれまでしゃべりすぎてきた……」という鷲田清一が、〈聴く〉という、いわば受け身のいとなみを通して、〈聴く〉こととしての哲学=「臨床哲学」を提起した本。
阪神淡路大震災を受けて書かれた連載記事を元に刊行され、東日本大震災を契機に文庫化された、この鷲田清一…



ある毒殺事件にまつわる真実が、いずれもかなり怪しげな4つの手稿を突き合わせることで浮かび上がる、というものだが、そこには17世紀中期のイングランドの政治、社会、文化、風俗といったものが絡み合っていた。
17世紀の中頃、イングランドのオックスフォードで起こった毒殺事件について、事件の関係者と何らかの親交…




本書は呼吸の失われた技術と科学へと分け入る科学的冒険だ。これから探っていく技術の大半は数百年前、ときには数千年前から存在していた。(イントロダクションより)
少し前から私の前に呼吸についての話がよく現れるようになっていた。そんな折り、ジェームズ・ネスターの『…





あなたが仮にひどい持続痛(慢性痛)に悩まされ、いろいろな病院や治療院に行ったもののよくなっていない、ということがあるなら、これ以上、治療や施術にカネと時間を費やす前に本書を読むことをオススメする。
医療において「痛み」というのは重要なファクターだ。痛みの強弱や、それがどのくらいの期間続いているのか…




「神戸連続児童殺傷事件」、「佐世保小六女児殺害事件」など、未成年者による凶悪事件の原因を精神病理学的な切り口から述べた本。
実際に起こった事件のルポルタージュは数多くあるが、『となりの少年少女A』は未成年者による凶悪事件の原…





一定レベル以上の医学の知識がある人にとって、この本は並みの作家が書くそれとは比べものにならないほどの、非常に優れた謎解きミステリ+ホラー。
『めざせ!外来診療の達人』は、そのタイトルから明らかなように、普通の人が楽しみで読む類の本ではない。…




このところの脳についての研究成果を踏まえて、数年先には解剖学、生理学の教科書が全面的に書き改められるかもしれない。これは、その未来に書かれるであろう内容を先取りするための本。
本が増えすぎてしまうため、専門書以外は大体、図書館で借りて読むようにしていて、この『脳を司る「脳」』…




脳神経科、精神科医であるオリヴァー・サックスによる、彼一流の医学観、人間観、世界観に彩られた、ミクロネシア諸島の風土病(?)を巡る医学紀行エッセイ。
脳神経科、精神科医であるオリヴァー・サックスはまた優れた著作家でもあり、映画化もされた『レナードの朝…



医学、医療の世界で非常に注目されている慢性炎症を中心テーマに、最新研究が明らかにした体の免疫の仕組みや、慢性炎症による疾患の発生機序を分かりやすく解説した本。
最近、医学、医療の世界で非常に注目されているテーマの1つに「慢性炎症」というものがある。この『免疫と…




「メンヘラ」とはメンタルヘルスを省略した言葉で、精神病とまでは行かないが何らかの形で心を病んでいる人を指す。本書ではメンヘラの精神構造を被害者意識と、その根底にあるナルシシズムから読み解いていく。
加藤諦三は昔、「百万人の英語」というラジオ番組で何曜日かのパーソナリティ(「百万人の英語」は毎日やっ…



本書は実技はごく基本的なもののみに絞り、むしろ気功の根本となる考え方を身につけることを主眼にしている。なぜなら、根本思想を理解していれば、実技はそこからいくらでも編み出していけるからだ。
私は治療家だが、施術に気功を取り入れていないし、取り入れる予定もない。ただ、この『気功の学校』はなぜ…




ここに集う諸氏も、本を読む理由は何らかの「気づき」を得たいという欲求、願望があるから、ではないだろうか。とすれば、その「気づき」はどこから、どんなふうにやって来るのかを知ることはムダではないだろう。
以前読んだ『ウィトゲンシュタイン入門』の中で永井均は、「哲学とは当たり前すぎて今まで誰も疑問に思わな…




夏樹静子が自身の腰痛治療の遍歴を綴った本書は、夏樹静子という存在の遺書であり、回生の記であった。
この記録は、もしかしたら私の遺書になるかもしれないし、あるいはまた、私自身に回生のきっかけを与えて…





人の身体、あるいはもっと大きく「人という存在」を哲学的に捉え直そうという試みであり、内容の深さと圧倒的な分かりやすさに、読む前と読んだ後では世界の見方が変わってしまう、そんな本。
この『身体論―東洋的心身論と現代―』をどのように知って、なおかつ買おうと思ったのか、今ではもう完全に…




テーマは要するに「温故知新」ということなのだが、単純な「温故知新のススメ」をうたった本ではない。
これは不思議な本だ。テーマは要するに「温故知新」ということなのだが、各章で取り上げられている内容があ…





優れた医学ルポルタージュであると同時に、優れたミステリを思わせる1冊。『本当のところ、なぜ人は病気になるのか?』と合わせて読むと、人間というもののより一層の深淵を覗くことができるだろう。
病は自己そのものだったのだ。 この本はこの一文によって幕を閉じる。 『私はすでに死んでいる』…




人の話を聞くことは難しい。多くの場合、人は本当に話したいこととは別のことを話すからである。なので改めて傾聴を基礎から学びたいと思った。
人の話を聞くことは難しい。多くの場合、人は本当に話したいこととは別のことを話すからである。これは口か…




トラウマ・セラピーの第一人者、ピーター・ラヴィーンの著書。トラウマ発生の機序や、彼の開発したメソッド、ソマティック・エクスペリエンシングによる具体的な臨床が述べられている。
ユージン・ジェンドリンによって開発された心理療法メソッド、フォーカシングは身体を注意深く意識した時に…