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※ネタバレ注意!

昭和初期の臭いがする冒険活劇。財宝探索のため暗号解読と14年前の密室事件の謎解明の物語。借金のかたに令嬢が元サーカスの女に連れて行かれ、返済のため謎解き宝さがしをさせられる。とにかく愉快。

  • サーカスから来た執達吏
  • by
  • 出版社:講談社
サーカスから来た執達吏
すごく面白かった。
本書の成功の要因は三つある。
一つは探偵役というのか主役が、陽気な借金取りのサーカス女と、借金まみれの卑屈な令嬢というコンビにある。
二つ目の愉快な点は、二人が金を求めてある財宝に挑むという冒険譚であり謎解きである点です。
暗号解読や14年前にあった殺人事件と密室から財宝が消えた謎解きは秀逸でした。
三つ目の愉快な点はキャラクターデザインがハイテンション設定なことです。とにかく陽気でした。

殺人事件であり、時代も昭和の初期ということで、横溝正史のような暗い陰気なミステリーかとおもっていましたが、まったく違いました。明治から大正時代の華族の在り方にイライラするも、そこが魅力でもあります。
亡き姉との絆とか、敵方の貴族に嫁いでいる不仲な姉が最後は味方になるあたりが良かったです。

後半の謎解きの場面はかなり盛り上がります。
そこからのまさかのラスト、その時点ではサーカス女の暴走で、主人公の家は破産し、姉の家も没落し・・・うぁ・・・最悪と思っていたら、あのラストですから驚きました。



2026 4 24
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  • 掲載日:2026/04/24
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