ビーバー: 世界を救う可愛いすぎる生物

この本は、ひと言で要約すると水文学(地球上の水循環を総合的に研究する学問)とは何かについて書かれたビーバーの生態学的クロニクルといえるのではないか?
1807年の秋、ルイス・クラーク探検隊の元メンバーであるジョン・コルターは、ビッグホーン川をたどって…
本が好き! 1級
書評数:283 件
得票数:6191 票
これまで読んできた作家。村上春樹、丸山健二、中上健次、笠井潔、桐山襲、五木寛之、大江健三郎、松本清張、伊坂幸太郎
堀江敏幸、多和田葉子、中原清一郎、等々...です。
音楽は、洋楽、邦楽問わず70年代、80年代を中心に聴いてます。初めて行ったLive Concertが1979年のエリック・クラプトンです。好きなアーティストはボブ・ディランです。
格闘技(UFC)とソフトバンク・ホークス(野球)の大ファンです。

この本は、ひと言で要約すると水文学(地球上の水循環を総合的に研究する学問)とは何かについて書かれたビーバーの生態学的クロニクルといえるのではないか?
1807年の秋、ルイス・クラーク探検隊の元メンバーであるジョン・コルターは、ビッグホーン川をたどって…

本の帯のキャチコピーにこう書いてあります。 《父はやくざでした。母は芸者でした。私は、『エルマーのぼうけん』を日本で初めて読んだ子どもです》
12月13日に福岡の某書店で開催された『伊藤比呂美トークライブ』に参加した。その時のメインテーマがこ…

この物語は両義的な寓意性を含ませている。ロード・オブ・ザ・リングならぬファイヤーでその火はプロメテウスの火でもあった。
この小説は、以下の文章ではじまる。 『森の夜の闇と寒さの中で目を醒ますと彼はいつも手を伸ばして…

稀有な女性詩人の介護と看取りのリアルが、崇高に、厳粛に、ときにユーモラスに語られる稀に見る介護看取り読本でした。
この本は、80年代の女性詩人が台頭するムーブメントの先駆として活躍されてきた詩人伊藤比呂美さんが、ひ…

戦後80年の掉尾を飾るに相応しい、反戦、非戦を声高に告発しないクレオールな未来にひらかれた人間文学であろうか?今更ながらのお薦めの一冊です。
この作品は2014年度ブッカー賞を受賞した長篇小説です。ジャンルは戦争小説となるようです。かつて批評…

アイオロスの竪琴は、霊的な風とともに鳴りひびく……それは霊的な力とともにジェーン・グドールが少女期を過ごしたイギリスの郊外の白樺の庭で吹いていた風で……。
今年10月初頭に、この本の著者であるジェーン・グドールは、講演先のアメリカカリフォルニア州に滞在中に…

『東京のプリンスたち』は、出版時に三島由紀夫が賛辞をおくっている。「現代そのもののフーガである」と。
この作品が書かれたのは、1959年で著者の深沢七郎は、40代であった。 高校生の秋山洋介、田中正夫…

「人類の祖先のことを思い出してごらんよ。骨を見つけ、岩の上で打ち砕いた男、彼は満月を見上げて大声で吠えた。それが音楽の起源、それこそがロックンロールなんだよ」 ──キース・リチャーズ
先日のスーパームーン、ビーバームーンは鮮やかでした。月というとキース・リチャーズの上記の言葉が脳裏を…

《権力とは現勢化するエロスの反復形態である》とは松浦寿輝氏の折口信夫論の本の帯に添えられた惹句である。
このコピー広告に惹かれて、この本をずいぶん前に書店で見かけたとき思わず手が伸びた。 この文章に反応…

ここではっきり言おう。誘われたのは原爆を作る計画だった。計画の名は「あさぼらけ」といった。
この作品は、東日本大震災福島第一原発事故後の2014年に出版された。 本作のアトミック・ボックスの…

ナチスが共産主義者を連れさったとき私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから 。
今年は戦後80年ということで出版マスコミも一大広告を貼っていたが8月も終盤になるとなりを潜めた感があ…

遅ればせながら、話題の『複眼人』を読みました。のっけから突拍子もないことを言うようですが、Singerのボブ・ディランがなぜ?ノーベル文学賞を受賞したかが、この本を最後まで読むとわかります。(笑)。
色んな方々が既に、いくつもの素晴らしいレビューを投稿されておられますのであえてストーリー、内容にはふ…

『社会生物学』という著者畢生の大著の短い序章「遺伝子の道徳性」は、カミュの次の言葉ではじまる。「哲学において真に重要な問題はただひとつ、自殺である」
1859年、チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を刊行した。これは生物学に革命をもたらした。 「種…

読書会の課題本が『ライ麦畑でつかまえて』でした。野崎孝訳は既読でしたので今回は初読みの村上春樹訳で参加してみました。
異なる翻訳者を読み比べると非常に面白かったです。 一例を上げます。特徴のある人間の顔の容貌を二人の…

4.5トンのプルトニウム爆弾は、TNT爆薬(トリニトロトルエン)2万1千トンに匹敵する衝撃力であった。
その日の朝、空襲警報は解除された。多くの長崎市民は日常の日々の暮らしに馴染んだ。 洗濯物を干し、新…

今年は、戦後80年ということで図書館には、コーナーが展示されており、そこで手に取った一冊です。
この雑誌は、14年前の2011年に「太平洋戦争から70年」をテーマとして文学者のその責任の一端を切り…

最初の数ページに「死装束」「死に向かって」 「死の方に」「死を遂行」「死に行きつく」「死の完結」「死の方につきやる」「巨大な死」という言葉が矢継ぎ早にでてくる。
木造で一人乗りのモーターボート「震洋」は、水上特攻部隊で、艇首に約二五〇キロの 炸薬を積み込み、敵…

文章の興りは、自然とともにあり、音の韻律は天地のはじまりと同時に生まれた。それゆえに、天の星々が文章をつかさどり、太陽と月が輝くようにしてその章(しるし)が明らかになる。
日本における仏教の宗派は、大きく分けて「十三宗五十六派」でこのうち、「十三宗」は、法相宗、律宗、華厳…

最後のさとこ虫さんの「あとがき」は、高校美術部時代の体験が語られ、その繊細な感性の慧眼さに心うたれた。素晴らしいあとがきでした。
本のサイズはおよそ137×190でA5判をやや小さくした大きさとなっている。一般書のサイズとほぼ同等…

傍目には水と油のような関係にみえる七〇年代の中頃から現代文学を牽引してきたこの二人の作家の共通項とは?
この評論集は、第一部『六〇年代への葬送』 第二部『終わりの彼方へ』第三部『アジアと歴史への眼差し』…