手短に。
恒星のエネルギーを食べる謎の微生物の出現によって地球上のほとんどの生物が数十年内に絶滅する!?
この未曽有の危機を回避するため立ち上げられたのがプロジェクト・ヘイル・メアリー。
地球の命運を背負い片道切符の過酷なミッションに向かうも、生き残ったのはハイスクールの科学教師ライランド・グレース一人だけだった。
しかし、謎の微生物でお困りなのは何も地球人だけではない。予期せぬ"相棒"技術者ロッキーと共にグレースはミッションを続行する。
絶望的な状況を知恵と勇気と友情で乗り越える楽しい読み物。気候変動による飢餓や不寛容から起きる紛争・分断の現実問題も容易くはないが、その気になれば解決できるはずだと、人間を信じる作者の明るいヴィジョンがベストセラーの要因でもあるかと。
こういう元気なSF小説がSFマガジンを隔月のままにしているのだろう。それにひきかえミステリマガジンときたら…。悔しいが仕方がない。
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