本が好き!ロゴ

閉じる

「万国の万引きたちよ、団結せよ」というザ・スミスの曲を私は知らない。でもこの本を読んで、聴いてみたくなった。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
日本人の母(筆者)とアイルランド人の父の間に生まれたイギリス育ちの「ぼく」。
小学校はミドルクラスの子ども達が通うカトリックスクール。
人種による差などは感じずに、すくすくと育つ。
だが、中学は白人の貧困層が多数を占める地元の「元底辺校」へ。
様々な価値観に触れていく。人種差別、貧富の差、ジェンダー…。

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」はその「ぼく」が
地元中学に入学したある日、ノートの端に落書きした言葉だった。

話題作だったので、この本の存在は知っていた。
ただ、題名を見てもう内容が分かったような気になっていた。
わざわざ読むまでもないな、と。

だから友人が「話題作だから読む?」と貸してくれた時も、
それほど期待していなかった。
一応読んでおこうかな、まあ予想はつくけど、と。

だが56ページまで読んだ私の頬には、涙が伝っていた。
悲しさ、とはちょっと違う。感動、というのもまた少しずれる。
切なさ、希望、絶望、愛おしさ、虚しさ、喜び、哀しみ…
いろんな気持ちがごちゃ混ぜになった気持ち。

「考える人」というWebマガジンで、翻訳家・金原瑞人さんと筆者の対談が読んだが、
金原さんのこの言葉に全く同感!

『ぼくイエ』を立ち読みするにしても、そこまでは読んでほしい。そこまで読んだら、あとは買わざるを得ない。
  • 本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
  • 掲載日:2021/03/01
投票する
投票するには、ログインしてください。

この書評の得票合計:21

あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

    No Image

    コメントするには、ログインしてください。

    ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー の書評一覧

    取得中。。。