ゴースト・ストーリー (上)




キングと並ぶモダンホラーの巨匠の代表作です。ゴースト(幽霊)だけにとどまらず吸血鬼や狼男など、古典ホラーを現代にリアルに蘇らせた重厚な語り口の傑作です。現在絶版のようですが、多分図書館にはあります。
モダンホラーの巨匠の一人、ピーター・ストラウブの初期の代表作の一つです。現在絶版のようでイメージもあ…

本が好き! 1級
書評数:520 件
得票数:6409 票
読書好きですが、積読がほとんど。買った本はいつでも読めるから、読むのは図書館で借りた本。買った本はほとんど読まずに死ぬことになると思います。




キングと並ぶモダンホラーの巨匠の代表作です。ゴースト(幽霊)だけにとどまらず吸血鬼や狼男など、古典ホラーを現代にリアルに蘇らせた重厚な語り口の傑作です。現在絶版のようですが、多分図書館にはあります。
モダンホラーの巨匠の一人、ピーター・ストラウブの初期の代表作の一つです。現在絶版のようでイメージもあ…





名俳優にして名映画監督であった伊丹十三が、若かり日に書いた名エッセイ。わずか二十代で書かれたとは思えない、西洋文化論とも言える素晴らしエッセイ集です。伊丹の天才を味合うことのできる傑作です。
若き日の伊丹十三がヨーロッパでハリウッド映画のオーデションを経て「北京の55日」というチャールトン・…




雪で閉じ込められた豪華列車、いわくありげな被害者と容疑者達、偶然居合わせた名探偵がたどりついた驚愕の結末は?1974年ハリウッド大作映画となり、ポワロの名を世界に知らしめたミステリー黄金期の傑作です。
ミステリーファンなら作品名とあらすじは知っている作品です。 クリスティは大西洋単独飛行で有名な…





読書界の仙人、丸谷才一を筆頭に3人の重鎮が、夢の世界文学全集と日本文学全集を選定するという、読書好きには、まさに夢のような本です。三人のこれでもかという博識に、圧倒されますが、古典読書案内の名作です。
丸谷才一先生の意見を要約すると 「文学全集選定とはキャノン(正典)を選定することである。キャノンと…




Mr.クインでミステリー界の寵児となった著者の二作目。今回は犯罪組織のブレーン、レッドが主人公。今回も救いようのない暗黒犯罪の数々が繰り広げられます。前作よりもひねりの効いた暗黒犯罪小説の傑作です。




究極に非情で残酷で利己的な天才犯罪プランナー、Mr.クイン。その悪行の数々がブラックな笑いとともに繰り広げられます。テロの街ベルファスト生まれの筋金入り不良の処女作にして全世界衝撃のピカレスク小説。



池井戸潤が銀行の内幕を描いた短編集です。下町ロケット同様に弱者がエリート行員や老舗デパート社長に一泡吹かせます。銀行カウンターの向こう側の裏事情がよく分かり、銀行での待ち時間が、少し楽しくなるかも。
出世コースを外れた上に弱く、下に強い中間管理職の相馬とその部下「狂咲」の異名を持つ天才窓口担当(エリ…





著者が第一部を現代風に変更したものを底本にした新訳です。宇宙からの使者オーバーロード(上帝)の導きで急速に発展して行く人類と地球。その果にくる驚愕の「地球幼年期の終わり」とは。SFの古典的名作です。





青年将校ヴロンスキーと激しい不倫愛に落ちた美貌の人妻アンナ。何度も映画化された世界的古典文学の新訳です。不倫愛が成就された所で終わらず、その後の悲劇が克明に描かれているのが、この本のすごいところです。





決してホラー小説ではありません。ドイツ教養小説の金字塔です。スイスの結核療養所で青春を過ごすことになった青年の心の成長を描いた青春小説です。改版止まりが多いので、どなたか新訳出して下さいお願いします。
昔、トーマス・マンの魔の山といえば、若人の必読書と勧められ、でも実際に読了した人は少ない教養小説の代…

著者の25年分のベスト短編集です。二時間ドラマの原作物が多いためか、ミステリーファンに軽んじられ気味の著者ですが、さすがに12個選ぶと読み応えのある作品が多いですよ。一冊ぐらい夏樹静子もどうぞ。





何度も映画化された世界的名作です。これでもかというほど鯨と捕鯨について語られます。エイハブ船長の執念もすごいですが、それ以上に作者の執念に頭が下がります。単なる海洋冒険小説ではないすごい本です。
イシュメルと名乗る主人公を語り部として、白いマッコウクジラ「モービー・ディック」に片足を食いちぎられ…





高慢と偏見が大好きです。新訳が出ると読まずにいられません。高慢と偏見ファンには訳文の雰囲気にウルサイ人も多いです。思想書や小難しい本と勘違いしている方、楽しくて幸福感に浸れる恋愛小説の永遠の名作です。
一番好きな外国小説を一つ選べと言えば、高慢と偏見ですね(日本では三四郎です)。ベタな恋愛小説と言われ…




モームが、戦争と平和、嵐が丘、カラマーゾフなど世界的10大小説を解説したものです。単純に礼讃するだけでなく、プロの小説家としての目で鋭い分析をしています。新訳が出てるものが多く、やはり古典は不滅です。
20世紀文学の巨匠の一人、サマセット・モームが主に19世紀の世界的な古典10大小説の解説をしたエッセ…




ユーモア小説の大家のウッドハウスのエムズワース卿ものです。ジーヴス物が気に入られた方、最近笑顔の少ない方にお勧めです。読み終わった後、な~んにも残りませんが、気分転換には持ってこいの本ですよ。




トマス・ピンチョンの初期作品を集めた短編集の新訳です。本人の解説付きです。本人は未熟な習作呼ばわりしてますが、なかなかの完成度の秀作ばかりです。分厚い大作が多いピンチョンですが、その格好の入門書です。




太宰生誕100周年記念の別冊太陽です。太宰の生涯と作品が豊富な写真とエッセイで綴られます。町田康、伊藤比呂美、室井滋のエッセイは味わい深く、長部日出雄のエッセイでは、あの有名な月見草の秘密が語れます。





ラテン文学のみならず、世界文学の巨匠で師匠のボルヘスの短編集です。読書好きで未読の方は是非とも一度お読み下さい。その濃密さ、一文字も無駄のない文章、完成度の高さに魂が打ち震える一冊です。
ボルヘス、その存在は既に一つの宇宙です。そのボルヘスらしさが凝縮された傑作短篇集です。 まった…





三浦しをんの漱石論!?と飛びついたあなた、残念ながら漱石については語られません。でも、漱石以外のすべてを語ってるかのような、面白くてどこからでも読める名読書エッセイです。本好き必読です。
「三四郎はそれから門を出た」どこからどう見てもこれは夏目漱石論!三浦しをんが私の大好きな三四郎やそ…




おなじみスーパ執事ジーヴズとその主人極楽とんぼのバーティ、バーティに輪をかけたぐうたら「のらくら倶楽部」の面々が織り成す、ドタバタ喜劇。取り敢えず読んでる間は辛い浮世を忘れられる笑気ガス的な短編集。