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ぽんきち
レビュアー:
「世界はぼくらのものだ!」
ショーン・タンの絵本。

太古から現代まで続く犬と人との絆。
それはいつ、どんな風に始まったのだろうか。
定かにはわからない。
人間の「わたし」と犬の「きみ」は、お互いに興味を持ち、歩み寄り、ふれあい、そしてともに時を過ごすようになる。
やがて、「きみ」は世を去り、「わたし」も死ぬ。
2人はまたどこかで会えるだろうか。

以来、いろんな「わたし」、いろんな「きみ」が出会っては、歩みを共にし、別れる。
そうやって連綿と、人と犬の間で絆が結ばれてきた。
出会っては別れ、別れては出会い。

犬との暮らしの楽しみは散歩だ。
犬にはお待ちかねの、けれど人にだって飛びっきり楽しい時間なのだ。
犬は勇んで歩く。人も並んで歩く。
今日は何が待っているだろう。いろんなワンコに会えるかな。ネコは通るかな。カワセミはいつもの場所にいるだろうか。
いつものコース。けれど、毎日何かしら違うことが起こる。
犬は誇らしげに行く。
世界はぼくらのものだ!


見開きに、詩のページと絵のページ。
どちらもゆっくりと味わう。詩も奥行きを感じさせるが、絵も1枚1枚、物語を内包する。
見返しの絵も楽しい。


*hackerさんのレビューで知りました。ご紹介ありがとうございました。
    • <散歩は楽し> 川を眺めたり
    • 時には走ったり
    • リードにじゃれたり
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ぽんきち
ぽんきち さん本が好き!免許皆伝(書評数:1827 件)

分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。

本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。

あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。

「実感」を求めて読書しているように思います。

赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

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この書評へのコメント

  1. hacker2025-03-12 09:34

    ぽんきちさん、拙文に触れていただき、ありがとうございます。

    ぽんきちさんは犬と暮らしてるんですよね。羨ましい。私の今住んでいるところは動物病院が近くにないことや、自分が高齢になったこともあって、もう犬は飼えなさそうなのは残念です。

    ところで、この絵本は気に入られたのなら、『ぼくは犬や』もお勧めなので、気が向いたら手に取って見てください。

  2. ぽんきち2025-03-12 14:14

    hackerさん

    コメントありがとうございます。

    私も子犬から迎えるのは今の子が最後かなぁ・・・と思っています。10年経ったら全力疾走とかできそうもないですし(今でも一緒に走る時は、犬の方が明らかに加減しているのがわかりますw)。
    この子を看取るまでは最低限、元気でいたいと思います。

    本のご紹介、ありがとうございます(^^)。
    読んでみます♪

  3. hacker2025-03-12 15:09

    >10年経ったら全力疾走とかできそうもないです

    そうなんですよね。年を取ると、犬は、これが大変なんですよね。猫は、この点は楽なのですが...。

    『ぼくは犬や』の書評を楽しみにしています。犬の気持がよく描けている本だと思います。

  4. No Image

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