『「掻いちゃダメ!」って叱ってませんか?』
 
  



 
  

アトピー専門の整体師の長年の経験と知見を凝縮。薬に依存することを戒める。薬は一時的に抑えるもので、根本的に治すものではない。自己治癒力を高めて薬に頼らない身体にすることがゴールである。
山﨑基成『新・アトピーさよならハンドブック お子さんがアトピーのママへ「掻いちゃダメ!」って叱ってま…

					本が好き! 1級
					書評数:3170 件
					得票数:15365 票
					
歴史小説、SF、漫画が好き。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』はマンションだまし売り被害を消費者契約法(不利益事実の不告知)で解決したノンフィクション。
 
  



 
  

アトピー専門の整体師の長年の経験と知見を凝縮。薬に依存することを戒める。薬は一時的に抑えるもので、根本的に治すものではない。自己治癒力を高めて薬に頼らない身体にすることがゴールである。
山﨑基成『新・アトピーさよならハンドブック お子さんがアトピーのママへ「掻いちゃダメ!」って叱ってま…
 
  



 
  

大河ドラマ『べらぼう』直前の時代の大奥筆頭老女・松島を描く歴史書。江戸幕府の華やかな舞台裏に光を当てる、静かなる実力者の肖像。
畑尚子『大奥の権力者 松島 田沼意次と共に活躍した将軍の懐刀』(ミネルヴァ書房、2025年)は江戸幕…




 
  

個性的な少女・成瀬あかりを主人公とする青春小説。滋賀県大津市を舞台に、常識にとらわれない大胆な行動で周囲を驚かせ、そして魅了する稀代のキャラクターである。
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』は個性的な少女・成瀬あかりを主人公とする青春小説。滋賀県大津市を舞…
 
  



 
  

冤罪をでっち上げた悪徳銀行の不正を詐欺師が鮮やかに暴く小説。詐欺の構造、組織の病理、冤罪の現実を巧みに織り込みながら、読者に知的な快楽と倫理的な葛藤をもたらす。
中山七里の最新作『バンクハザードにようこそ』(KADOKAWA、2025年)は、組織の闇と欺瞞を暴く…
 
  



 
  

算数でつまずいた経験、ありませんか?「算数って、こんなに奥深かったの?」子どもも大人も夢中になる一冊。計算ドリルとは一線を画す、目からウロコの学びが詰まっている。
現役小学校教師・ほたろう先生が贈る『つまずきポイントがマンガでわかる! ほたろう先生の算数じてん』(…
 
  



 
  

「しくじり」こそが最高の教材!小学校教師のリアルな失敗談とその改善策をまとめた、教育的インスピレーションに満ちた一冊。
「失敗から学ぶ」との言葉はよく聞くけれど、実際にそれを真正面から語る人は少ない。とくに日本の組織では…



 
  

パンデミックに揺れた日本の現実を鋭く切り取り、ノンフィクションの気迫で社会の膿を抉り出す。『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』に続く本作は、重厚な社会批判が、読者の胸を突く。
医療ミステリーの金字塔『チーム・バチスタの栄光』で、桜宮サーガという独特の世界観に引きずり込んだ海堂…
 
  



 
  

小説家兼探偵を主人公としたコミカルミステリー。「でっち上げ推理」と言っても自白強要の人質司法の冤罪とは異なり、良心的。モダンな大正銀座と古典の融合も楽しめる新感覚の物語。
芥生夢子『大正銀座ウソつき推理録 文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿』(アルファポリス、2022年)は…



 
  

マンション販売の舞台裏で何が起きているか知っているだろうか?夢と希望を胸に不動産屋の門を叩いた瞬間から、あなたは知らず知らずのうちに、巧妙な罠のターゲットになっているかもしれない。
マンション購入を検討しているあなたへ。「人生最大の買い物」「一生に一度あるかないかの買い物」と言われ…



 
  

「平安の心」を学ぶ謎の部活を通じて、等身大の高校生達の成長と交流を描く青春小説。平安文化と現代の思春期が絶妙に交差する、新鮮でユーモラスな物語。読後に「をかし」と呟きたくなる一冊。
宮島未奈『それいけ!平安部』(小学館、2025年)は菅原高校を舞台とした学園青春小説。高校に突如とし…




 
  

鎌倉時代初期の壮絶な人間ドラマを鮮やかに描き出した歴史小説。源頼朝と北条政子の長女・大姫の入内をめぐる物語。意思をねじ伏せられた少女の悲劇、そして権力を濫用した暴力の真実を浮き彫りする。
永井紗耶子『女人入眼』(中公文庫、2025年)は鎌倉時代初期の壮絶な人間ドラマを鮮やかに描き出した歴…
 
  



 
  

蒸気機関車の煙と竜の息吹が交錯する、架空の連合王国を舞台にしたファンタジー小説。記者ジャックラインが竜と出会い、人探しの旅に繰り出す物語は、繁栄と闇がせめぎ合う国家と歴史の深層を抉り出す。
黒崎江治『蒸気機関車に竜を乗せて』(2024年)は幻想と歴史が交錯する極上のファンタジー小説。舞台は…
 
  



 
  

闇に揺らぐ自由・薬物依存と人格支配の近未来の伊勢佐木町を舞台に展開する、魂を揺さぶるSFハードボイルド。未来の闇を切り裂く沖田とヒバナの闘いは、読む者の心を鷲づかみにする。
黒崎江治『伊勢佐木マスカレイドスクウェア』(2024年)は2038年の横浜・伊勢佐木町を舞台にした息…
 
  



 
  

中世中東風の幻想世界を舞台にしたファンタジー小説。魔術師ザハリヤールと逃亡奴隷カマンの旅は、自由と自己の在り方を問い直す。カマンは従来の少女像を覆し、過酷な生を生き抜くリアルな魅力を持つ。
黒崎江治『アブーバースの妖石術師』(2024年)は読者を中世中東風の幻想世界へといざなう珠玉のファン…
 
  



 
  

国際的陰謀と日本社会の闇に立ち向かうシスター・レイ。迫力のクライム・アクション小説。社会問題を巧みに織り込み、手に汗握るアクションと緊迫感溢れるストーリー展開に、読者は一気に引き込まれるだろう。
長浦京『シスター・レイ』(KADOKAWA、2025年)は東京下町を舞台に繰り広げられるスリリングな…
 
  



 
  

クビライが国号を元とするなど制度面に中華風を取り入れたことは有名であるが、給仕のマスクなど宮廷の生活様式も変えている。このクビライの柔軟さは、まさに「驚異の帝国」と呼ぶにふさわしい。
宮紀子『クビライ・カアンの驚異の帝国 モンゴル時代史鶏肋抄』(ミネルヴァ書房、2025年)は歴史好き…
 
  



 
  

ビジネスパーソンが直面する課題に真正面から向き合い、仕事の生産性を飛躍的に向上させる指南書。課題解決思考とは何か、なぜそれが重要なのか、民間感覚の欠如した日本型組織の非効率をいかに解消していくか。
寺嶋直史『仕事の質とスピードがUPする 課題解決思考の技術』(中央経済社、2025年)はビジネスパー…
 
  



 
  

企業人事のビジネス書である。思い込みを排除してニュートラルな視点で人や組織を評価することを主張する。主に企業側の採用・人事視点で書かれているものの、働く側にも共感と新しい気づきを与えてくれる。
本杉芳和『もう即戦力を採り逃がさない「人の見抜き方」』(合同フォレスト、2025年)は企業人事のビジ…
 
  



 
  

法制史の研究者による書評を中心に憲法や政治を論じた評論集。通俗的な「常識」と異なる新鮮な視点を提供する。北一輝の思想を象徴天皇制の先駆と捉え、大久保利通には環境保護の取り組みがあった。
瀧井一博『史としての法と政治』(ミネルヴァ書房、2024年)は書評を中心に憲法や政治を論じた評論集で…
 
  



 
  

幼馴染に告白し振られた真鈴は、神様から六回の時間逆行の力を得て恋を実らせようとする。告白の正解は未来知識では分からず、チートのズルさは限定的。自然体の大切さを伝える感動作。
蒼山皆水『初めての恋をした君に100回目の告白をおくる』(KADOKAWA、2025年)は卒業間近の…