君の顔では泣けない
単行本には無く、文庫にあるside b:水村まなみの視点は、どこか優しくて、柔軟。
単行本単行本はすでに読んでいて、著者の鋭い人間観察に心動かされた。 単行本ではあくまでも入れ替…
本が好き! 1級
書評数:360 件
得票数:5358 票
乱読で読みたい本はいっぱいあるのに、最近仕事が忙しく積ん読が増えているのが悩みの種。
単行本には無く、文庫にあるside b:水村まなみの視点は、どこか優しくて、柔軟。
単行本単行本はすでに読んでいて、著者の鋭い人間観察に心動かされた。 単行本ではあくまでも入れ替…
法律って遠いようで身近なんだ!
著者はYouTubeで人気を博してるらしい。 法律って言うと、難しいような、面倒なような、…
色をモチーフに7人の高校部活動の同級生が織りなす、社会人になってからの物語。過去を懐かしみながら、現在の自分を、それぞれに生きていく。
つい最近拾得さんの書評を読み、著者の加納朋子さんの名前に懐かしさが溢れた。 そう、ずいぶんたくさん…
「だって小説って『消費』じゃないですか」「他人の人生を起承転結?序破急?そういう物語のパターンに落とし込んで、それを消費して楽しんでいるわけですよね。読むほうも書く方も。」 :文中抜粋 えっ?そうなの?
物語は、売れっ子作家・匙小路ルイが友人の作家夫婦を題材にできないか?と考え始めたところから始まる。 …
「おじさん」政治とは右傾化・女性蔑視・差別の政治の本質であり、それらを傍観している人々も同様である。 耳の痛い言葉だ。
爽風上々さんの書評を読み、興味を持った。 加えて、この夏の選挙では日本も右傾化しているのでは?と思…
数年に一度、号泣本の波が来る?2001年「世界中心で愛を叫ぶ」2017年「君の膵臓をたべたい」。そろそろ次が出るかな?
刊行された当時、どうしてもタイトルが嫌で、かつ、図書館ではリクエストの山で読まなかったこの本。 も…
相手を分かり合うのに言葉は必要か…。
メフィスト大賞を取って、当時かなり話題になった作品。 帯の「我々は、ゴリラへの数々の非礼を心から詫…
発刊時は令和になって5年。少しずつ定着してきた令和だが、これは架空のレイワのお話。礼和、麗和、冷和、隷和零和、例和。それぞれのレイワにある仮定の法律に振り回される国民は…
これはあくまでも架空の世界の話である。 そしてその架空の世界も元号はレイワであり、個々に法律がある…
九州事務所への転勤を命じられた白熊。ところが配属先は、前任者が次々と離職しているいわくつきの部署だった。上司のパワハラ、人員不足、慣れない土地での生活。仕事に対し苦悩と葛藤を抱くシリーズ第2弾。
中央官庁から九州事務所への転勤を命じられた白熊。 憧れた一人暮らしの開放感に包まれたのも束の間。 …
歴史の流れに翻弄された敵討巡る人間模様。幕末の政争が交錯する「敵討」では美徳とされ、明治時代になり美風として賞賛された敵討は、一転して殺人罪となる。
敵討はが美徳とされていた時代があった。 2編のうち”敵討”は、幕末の時代背景が色濃く書かれている作…
弁護士は法律のプロであると共に言葉のプロだったのか!「言葉の力を信じなさい。言葉があるかぎり僕たちはつながれる」
あらすじは、 ”ある日事故に遭い、頚髄を損傷してしまったおしゃべりと食べることの大好きで優秀な営業…
君を、そして自分もたいせつに思うから。だから君の顔で泣いてはいけないと思うのだ。
冒頭、30と書かれた出だし 年に一度だけ会う人がいる。夫の知らない人だ。 まるで不倫の始まり…
精神科医と大学教授、そして作家として三足の草鞋を履いていた著者。総合診療医として、北海道のむかわ町国民健康保険穂別診療所の常勤医に転身。研修医以来の臨床現場での奮闘記。
作家(エッセイスト)としての香山リカ氏のエッセイが個人的に好きである。 たぶん、その「無理してる?…
「読者を迷子にしないように、読者の手を取って文末まで導く」読み手のレベルが落ちているのか、それとも書き手の傲慢なのか…
帯にある「新聞記者って文章が『下手』ですよね?」 これは衝撃だった。 そもそも新聞記者というのは…
お嬢と呼ばれた浅沼侑子議員が自殺した。超党派で調整されたはずの性同一性障害特例法が否決された直後に「〜女に生まれてごめんなさい。」というメモを残して。これは自殺なのか、事件なのか。
国会が舞台のミステリーはとても珍しい。 舞台は政治の世界。 元首相の父を持つ三世議員朝沼侑子…
ちょっと疲れた心を幸せにするもの。それはお菓子。
NHKのドラマを観て「原作読んでみたいなぁ」と思い手に取った。 物語はパティシエとして店を経営…
将棋盤の上に咲く向日葵は何を意味するのか。名工が彫った最高作品である駒を持った死体が発見され、その駒から事件を紐解く。謎は、一人の青年の暗い過去、深く魅了されてしまった将棋の世界に繋がっていく。
10月公開のこの映画が柚月裕子氏の作品と知り、ちょっと意外な感じがした。 柚月氏の作品と言えば、孤…
小選挙区比例代表並立制の導入から30年。この間に政権交代はたった一度しかなかった。この制度の意図する理想と現状を、政治家、ジャーナリスト政治学者などの証言から総括する。
恥ずかしいが、選挙制度の違いにより政治改革が起きるなんて考えたことも無かった。 まだ自分に選挙権が…
スマホの普及が地理空間情報を変えた。情報通信技術の進歩で位置情報の伝達が効率化され「ここはどこ」の答えが簡単に手に入るようになった今。地理空間情報と人間を結び付ける役割の地図の役割は…。
私はちょっと地図を読むのが苦手である。 それは、目的地に向かう地図を方向に合わせて回してしまう、そ…
私の中の開業医のイメージは「お金持ち」で「世襲」。でも本当に?開業医のリアルと本音が聞けます。
著者は、開業医の理想の姿として“ブラック・ジャックを思い描いたそうだ。 患者は岬の先端まで長い道を…