日本史の虚像と実像



戦前から活躍していた歴史学者の和歌森太郎さんが、日本史に盛り込まれた虚像というものを洗い出して示しました。
「日本史の虚像」とは何か。 歴史の真実「実像」とはまったく違うものが流布していたのが実情でした…
本が好き! 1級
書評数:2643 件
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小説など心理描写は苦手という、年寄りで、科学や歴史、政治経済などの本に特化したような読書傾向です。
熊本県の片田舎でブラブラしています。
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戦前から活躍していた歴史学者の和歌森太郎さんが、日本史に盛り込まれた虚像というものを洗い出して示しました。
「日本史の虚像」とは何か。 歴史の真実「実像」とはまったく違うものが流布していたのが実情でした…



七夕は中国発祥ですが、すでに万葉集にもそれが歌われるほと日本でも古代から親しまれてきました。そこには数々の謎が隠されています。
七夕まつりは今でも各家庭で行われるだけでなく、地域で開催されることもあります。 この七夕というもの…



日本の文字は中国から渡来した漢字が基になっています。しかし日本独自の発展を遂げた部分もあります。そのような日本での漢字の発達を描きます。
日本は中国の漢字を取り入れ、さらにそれを変化させた仮名文字を作り出し、それを併用することで非常に効率…



漢王朝を興した劉邦を支え続けたのが張良でした。その張良の生涯を宮城谷さんが想像を交えて描きます。
張良とは漢王朝を建てた劉邦を支えた人物です。 秦との戦い、そしてその後項羽との戦いで優れた作戦を建…




かつてウェゲナーが大陸移動説を唱えた時、皆に無視されました。しかし現在ではプレートテクトニクスを信じない人はいません。
1912年にウェゲナーが大陸移動説を発表した際にはほとんどの学者はそれを信じませんでした。 しかし…



国と国との争いで直接の軍事衝突までは至らない段階で行われるのが制裁というものです。あまり効いているようには見えませんが、長い歴史がありそうです。
現代ではかつてのようにすぐに国家間の戦争を始めることは少なくなりましたが、その代わりのように「制裁」…

現代は科学が進歩した時代ですが、多くの人が誤解していることがあるようです。
科学の成果の結晶を現代社会は享受していますが、科学自体を真に理解できている人は少ないのでしょう。 …



中国春秋時代の覇者、晋の文公重耳の物語も最後の佳境に入ります。驪姫の乱を治めた晋国ですが、その後の君主に重耳の弟が就いたことにより重耳は長い間放浪の旅をすることとなります。
中国春秋時代の覇者、晋の文公重耳の物語もいよいよ佳境となります。 晋の君主詬諸の公子たちをすべ…



中国の歴史という本はこれまで何冊も読んでいますが、北京の歴史と限定したものは初めて読みました。それでも中国全土が関係してきます。
「中国の歴史」といった本は何冊も読んできましたが、「北京の歴史」というのは面白い着想です。 し…



著者によれば英単語を覚えるにはその語源をたどるのが近道だということです。どうも見たところかえって遠路のように思えますが。
英語の単語を覚えるにはどういった方法を取るのがよいのか。 いろいろとあると思いますが、著者によれば…




オレオレ詐欺などの特殊詐欺と言われるものは収まる気配もなく多くの被害者を出しています。それに引っ掛かる心理とはどういうものか。単純なものではありません。
日本の治安は徐々に改善され犯罪件数も減少していますが、その中で特殊詐欺と言われるものだけは増え続けて…




空の旅に絶対に必要な航空管制、しかし日本ではそれを研究する機関がほとんどありません。それを目指し世界中で研究をしてきた著者が解説します。
著者の伊藤さんは航空工学の中でも航空管制を専門とする研究者です。 大学で航空工学を専攻し、その…



ロシアのジョークは有名なものですが、ウクライナ侵攻以降はそれに関するものも出ています。
ロシアではジョークあるいは小話というものを、アネクドートと呼びます。 抑圧的な政治を皮肉ったものが…



文公重耳の物語中巻、晋の本家を滅ぼした曲沃の分家ですが、重耳の父親が攻め滅ぼした異民族の娘を寵姫としたことからお家騒動になります。
春秋五覇の一人、晋の文公重耳の物語も中巻となります。 晋の公室の争いで本家を倒した曲沃の分家で…



学校の世界史の授業でキリスト教の歴史というものは断片的には習っていますが、全体像はさっぱり分かりません。それをざっと見せてくれます。
キリスト教の歴史というと、高校の世界史で習ったようにその起源のイエスキリスト、古代ローマ帝国での弾圧…




空撮写真というものはワクワクさせられるような思いにさせられます。九州各地を著者自らが飛行機を操縦し撮影した写真が掲載されています。
著者の岩尾さんは地質学者で佐賀大学で長く研究をしてきたのですが、それと共に小型飛行機の操縦免許も取り…





レイシズムを人種主義などと訳すと「日本には人種差別はない」などという人間を生んでしまいます。しかし広い意味でのレイシズムは日本にも広く横行しています。
レイシズムは人種主義などと訳されることもありますが、一般的には人種差別と捉えられているようです。 …




人類が他の動物と異なる点の一つが「モノを運ぶ」ことだということです。ただし、その運び方は様々です。
「ヒト」を人類学的に見た場合どうとらえるかという見方は色々あります。 動物学的に見た学名の「ホ…




学校の保健室は怪我をした子どもが行くと思っていましたが、今では心の不調を抱えた生徒が行くそうです。長年保健教諭をしてきた著者がつづります。
保健室といえば昔は具合の悪くなったり怪我をした児童生徒が行くところというものだったのでしょうが、最近…



中国春秋時代、晋の国の君主として春秋五覇の一人となった文公重耳の伝記物語。上巻は重耳の誕生から青年時代まで。晋の国は分家が本家を滅ぼします。
中国の春秋時代、晋の国の君主として覇者となった文公重耳の一生を描いた作品です。 春秋時代は周王…