本が好き!ロゴ

閉じる

無実の罪で追われている魔法治療師が、寂れた村で身を隠しながらも人との交流を深めていくファンタジー。癒されます。

魔法治療師のティーショップ
 現代に書かれたお伽話、そんな印象を受けました。
子ども向け絵本によくあるではありませんか。理不尽な扱いを受けているヒロインがいて苦労を重ねるんだけど、最後には全てが丸く収まって大団円というストーリー。

 あらすじはこんな感じ。
 魔法治療師のエルフィンは無実の罪で追われていました。瀕死の状態でたどり着いたのは、街道を外れた村の入り口にあった空家(治療師の家)でした。精霊の家政婦によってこの家の主人となったエルフィンは、身を隠さないといけないと思いつつも村人との交流を深めていきます。一番の仲良しは牛を飼ってチーズ作りしているメアです。彼女の提案でティーショップを始めます。

 ある日、家の裏庭で倒れていた男を助けます。意識は戻りますが、男は記憶喪失になっていて自分が誰でなぜ傷を負っていたのかもわかりません。エルフィンは自分を追っている敵かもしれないと思いつつ、彼に惹かれていきます。
 ついに追っ手が村までやってきますが、最後には疑いも晴れてハッピーエンド。

 ファンタジーは好きなので、悪くはなかった(最初に書いた通り、ストーリーは単純だけど)。追っ手に捕まりはしないか?、というサスペンス要素。男が何者か?、というミステリー要素も加わっておもしろかった。
 エルフィンの心情描写、村人を治療することで自分の存在が追っ手に知られる危険が増していくという良心と不安、どこの誰ともわからない男を好きになってはいけないという理性と感情の葛藤も良かった。
  • 本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
  • 掲載日:2026/04/23
投票する
投票するには、ログインしてください。

この書評の得票合計:11

あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

    No Image

    コメントするには、ログインしてください。

    魔法治療師のティーショップ の書評一覧

    取得中。。。