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自分の居場所に帰れなくなる探偵のはなし。

帰れない探偵
自分の居場所を探して世界中を旅する探偵のはなしだけど、具体的な国の名前がなくてもなんとなくどこの場所なのか分かるような話の展開であちこちにヒントがあるのも面白い。

純文学だと思って読んでいたらどちらかと言うとSF的でファンタジーみたいだと思った。
最後まで読むとこれは現実のはなしなんだと強く感じるような物語。
今、世の中は目まぐるしく変異していてこれを是と言い切れるかワタシにはわからない。
弱者に優しくない世界をワタシは是とは思わないし、思うようなひととは相容れないけど、それが争いの種になる可能性についても考えた。

好きな小説家がどんなふうに世の中を見ているかがわかっただけでも自分の選択は間違いではないように思えて、この本を大切に考えられるひととはなしが出来たらいいのにと思う。

探偵は架空の世界に生きているわけじゃない、ここにいる日本語で読むことのできることと自分の頭で考えることができることなんじゃないかと思った。
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  • 掲載日:2025/08/30
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この書評へのコメント

  1. かもめ通信2025-08-31 06:17

    (・_・)/\(・_・)ナカマ!
    一見とても孤独な話のようなのに、語り合いたくなる話でもあるんですよね!

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