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※ネタバレ注意!

復讐するのは神だ、人間ではない。このセリフが痺れる。刑法39条って、つまり心神喪失。無罪という理不尽。それを利用した人。虚しさがこみあげてくる。

  • 連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫)【Kindle】
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  • 出版社:宝島社
連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫)【Kindle】
吊るす
潰す
解剖する
燃やす
残酷な連続殺人が行われる。

人々は殺人犯をカエル男と呼び恐れた。

犯人は異常者。
まともじゃない。
それで過去に異常犯罪を犯した人がマークされた。

刑法39条の是非を問う内容。
三重構造という複雑さがややこしい。

エンタメとしては絵になる場面が多くて楽しいが、ポイントは刑法39条。
心神喪失の人は罪に問われないという法律だ。
人を殺害し、それでもたいした罪にならない。医療刑務所のようなところに数年入り治療し出てきて、世間の偏見を避けるため名前まで改名して世間に溶け込む。これはまずいと思う。

最後のセリフからすると、絶対に殺害を続けると思う。心神喪失の人は簡単にコントロール支配できるというのも怖いし、倫理観というものが欠如しているのも怖い。
知的障碍者や心神喪失の人をやたらと差別する内容になっているのはわかっているが、こんなものを読んでしまうと不安になります。

刑法39条の是非についての問題提起だとは思うが、こういうことが現実になると制御不能になるのではと感じました。



2026 5 8
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  • 掲載日:2026/05/08
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    取得中。。。