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日本人なのに、意外と和楽器のことは知らない。これを読めば楽器の種類、構造、弾き方がわかる。

  • カラー図解 和楽器の世界
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  • 出版社:河出書房新社
カラー図解 和楽器の世界
 民族音楽が好きでインドネシアのガムランを習っているくらいなのに、「日本古来の和楽器のことは何も知らない」ということに気がついた。もっと和楽器のことを知りたいと思って、この本を手にした。

 そもそも和楽器の演奏を聴く機会がない。能や歌舞伎、文楽など、伝統芸能の舞台で雅楽は演奏されるけど、まず観に行くことがない。日本人として残念なことだ。
 と書いて思い出したけど、去年、万博で石見神楽を見た。舞と共に雅楽の演奏も素晴らしかった。このように気軽に日本文化に触れる機会が増えていくと良いと思う。

 さて本書ですが、カラー図解というだけあって様々な楽器が写真付きで解説されています。三味線、箏(こと)、琵琶などの“弾きもの”、能管などの“吹きもの”、鼓や太鼓のような“打ちもの”に分けて、楽器の種類や構造、演奏方法などを解説しています。

 読んでみて“新たな発見”がたくさんありました。
・三味線は棹(柄の部分)も含めて、分解できる
 だから奏者は組み立て、調律ができるということだ
・箏(この漢字で“こと”と呼ぶ)、琴とは別の楽器
 柱(じ)を立てて音階をつくるのが箏、指で弦を押さえるのが琴
・能管(笛の一種)はわざと音律を狂わせている
 調子はずれの音律が心理描写などに効果的
・さらに琵琶や能管の作り方まで載っている。

 これを機に和楽器に関心を持ち続けたいと思う。一度、能や文楽を観に行きたい。

 

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  • 掲載日:2026/05/12
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