嘘つきは同じ顔をしている

ホッコリさせるホラーミステリー!
海の中では、激しい生存競争が繰り広げられています。捕食する側のサメは懸命に獲物を探し、捕食される側にいる生物は、生き延びる為に必死で逃げようとします。「魚類最強のハンター」と呼ばれるホホジロザメでも、1ヵ月くらい獲物を見つけられず、腹を減らしてさまよっていることがあるようです。そんなときに好物らしき姿を見かけたり、美味しそうなにおいを嗅ぎつけたりしたら‥‥。人がサメに襲われる事件というのは、そういういくつかの偶然が重なって起きてしまうものなのです。
フォアグラ、トリュフと並ぶ世界三大珍味のキャビアは、チョウザメの卵を塩漬けにしたものです。このチョウザメ、名前に「サメ」とついていますが、サメの仲間ではなく、シーラカンスと同じく「古代魚」のひとつといわれています。チョウザメのチョウは蝶々のような鱗を持っていて、口が下の方にあることと、尾ビレの形が上下非対称なことがサメに似ているため、その名がつけられたようです。また、コバンザメはスズキ目に属する魚で、これもサメの仲間ではありません。コバンザメの仲間は頭の上に小判形の吸盤があり、大型の生きものにくっつく習性があります。サメにもよくくっつくことが観察されており、サメと一緒にいる小判を持つ魚ということから、名前がつけられたのかもしれません。
サメの出産の形態は種によってさまざまです。おおまかには、哺乳類のようにお腹の中で子ども(胎仔)を育てて赤ちゃんザメを生む「胎生」と、卵を産む「卵生」の2つに分けられます。サメの「胎生」というのは、母胎内で発生した小ザメ(胎仔)が何らかの栄養補給を受けて育ってから産み落とされることをいいます。「胎生」のサメは全体の6〜7割、「卵生」は3〜4割を占めます。
ジンベイザメは世界最大の魚類である。成熟すると6〜8mの大きさになり、記録されている最大サイズは17m。ホホジロザメが最大で6.4mなのだから、その大きさたるや、すさまじいいものがある。体は大きいが、性格はとても温和だ。このギャップが、多くの人の心を惹きつけるのかもしれない。




ホッコリさせるホラーミステリー!

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