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腑に落ちました。なるほどの一冊。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
音楽の科学---音楽の何に魅せられるのか?
 白状します。私の音楽の知識なんてろくなものではありません。
 子供の頃、ピアノの赤バイエルを終えた程度+独学でギターを弾いている程度です。

 ですから、色々な疑問を持っていたのですね。
 例えば、「四分音符一つ書くのと、八分音符二つ書いてタイでつなげるのとではどう違うんだろう?」とか。
 いわゆる「楽典」に属する知識なのでしょうか。本書を読んで今までのこういった類の疑問が氷解しました。

 こういう本って(あるのかもしれないけれど)これまでにお目にかかっていなかったので眼から鱗でした(でも、ピアノを弾く妻に言わせれば「当たり前のことが書いてあるだけ」だそうですが)。

 さらに本書はその先についても色々考察をしています。主として認知科学の領域に渡るようなことまで。
 例えば、人は音の連なりを何故音楽と認識できるのか、あるいは同じ音の連なりでも音楽と認識できない物があるのは何故かとか、
 音楽には意味を込めることが可能なのかとか、万人が聞いても同じ感情を抱く音楽というのはあるのかなどなど。

 割と素朴な疑問にも真面目に取り組んで書いてくれています。
 音楽に関する本ですから楽譜が沢山出てきますが、楽譜が読めなくても大丈夫。
 また、この手の本にありがちな、クラシック一辺倒ということもありません。
 ジャズもあればロックもある。民族音楽にも手を伸ばしています。
 しかも、著者のHPではその楽譜を音として聞くこともできるという素晴らしい企画です。

 音楽が嫌いだっていう方はあまりいらっしゃらないと思います。
 音楽って何で音楽なんだろうという本当に素朴な疑問を解決してくれる良書ではないでしょうか。
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  • 掲載日:2014/05/04
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