この部屋から東京タワーは永遠に見えない (集英社文庫)【Kindle】
本書はX(旧Twitter)上で発表され「タワマン文学」として大きな話題を読んだ「3年4組のみんなへ」をはじめとする覆面作家、麻布競馬場氏のデビュー作です読み終えて日本には格差が定着したと感じました。
僕が本書を読むきっかけになったのはX(旧Twitter)のTLに流れてきた麻布競馬場氏のツイート …
本が好き! 1級
書評数:2673 件
得票数:40313 票
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
本書はX(旧Twitter)上で発表され「タワマン文学」として大きな話題を読んだ「3年4組のみんなへ」をはじめとする覆面作家、麻布競馬場氏のデビュー作です読み終えて日本には格差が定着したと感じました。
僕が本書を読むきっかけになったのはX(旧Twitter)のTLに流れてきた麻布競馬場氏のツイート …
2010年に刊行され、現在も版を重ねるヒット作『奇界遺産』シリーズ、7年ぶりの続編。第3弾となる本書も北朝鮮のマスゲーム、アメリカのバーニング・マンなど、世界各国の文化、風習などが収録されております。
前作『奇界遺産2』(エクスナレッジ)より実に7年ぶりの続編となったのが本書です。 ありとあらゆ…
自分がなくなったとき、使用していたSNSのアカウント、スマホやパソコンのロック解除。投資やネット副業をやっていたときは口座をどうするの?そのような疑問に答えるのが本書です。デジタル社会だからこそです。
僕が本書を手に取って読むきっかけになったのは、2023から2024年にかけて身近な人や懇意にしていた…
本書は、直木賞作家、桜木紫乃さんが2019年に文芸誌「小説すばる」に掲載した作品に加筆修正を行い、書籍化したものです。「家族」という単位と役割を、北海道を舞台に問いかけるオムニバス形式の長編小説です。
僕自身は正直なところ、桜木紫乃さんの作品自体にはあまり興味がなく、本書と第149回直木賞受賞作となっ…
人間をはじめとする生物普遍の問題である「なぜ世の中から争いがなくならないのか」などの問題を動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、雌雄の争い、攻撃やなわばり行動などがなぜ進化したかを説き明かします。
読み終えたことは読み終えたわけですが。正直、現在に至るまで本質的なところはあんまりよく解ってないです…
北海道の戦後開拓事業で有名ものの一つであるのが、本書のタイトルにもなっている「根釧パイロットファーム計画」です。本書は北海道別海町に在住する著者による当事者手記になります。厳しい歴史をうかがわせます。
僕は2022年4月から2023年5月まで当時の仕事の関係で北海道は別海町を担当しておりました。そこは…
本書は「転職とキャリア」をテーマに、書籍、ブログ、Twitterなどで、情報発信を続けている安斎響市氏によるnoteでの副業ノウハウを開陳したものです。細かいポイントがいくつもあって参考になりました。
実は僕も個人的にnoteをやっており、拙著をマガジン形式などで販売しているのですが、ほぼ売上はなく。…
ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの恋愛小説です。51年と9カ月と4日、一人の女性を愛した男の軌跡は本書を読んでいた2010年ごろ、20代後半の自分を慰め、奮い立たせるものでありました。
本書は2007年にアメリカで製作、映画化もされた『百年の孤独』でノーベル文学賞を受賞したコロンビアの…
テコンドーを主軸とした反日漫画の第3巻です。なにかにつけては「チョッパリ」などと日本を陥れ、自国の優位性を示す主人公の朴には一周まわって笑いの要素しか起こりませんでした。あまり人に読むのは薦めません。
本書が刊行されたのは2018年7月10日、当時やっていた仕事がてんやわんやの忙しさで還ったら即布団に…
58歳といえば会社でのキャリアも黄昏時を迎え、終焉が見えるお年ごろ。本書では早期退職、再就職、再雇用、失業手当、年金受給など、定年前後の中高年の悩みにすべてにお答えする一冊です。読んで損はありません。
僕は実のところを言うと2024年12月31日を持ってアルバイト、契約社員を含め約9年勤めた会社を退職…
本書は経営学の巨匠、ピーター・F・ドラッカーの代表作『マネジメント』(ダイヤモンド社)に記されている経営学のエッセンスを収録した「エッセンシャル版」です。僕が本書を読んでいたのは、大学時代のことです。
本書は経営学の巨匠、ピーター・F・ドラッカーの代表作『マネジメント』(ダイヤモンド社)に記されている…
本書は、化学系エンジニアとして酒造用グルコース測定装置の開発に携わる一方、日本酒のライターとして日本全国で三百棟以上を取材した筆者が山田モロミ名義で2020年に発表した同名の小説を文庫化したものです。
本書は日本酒をテーマにしたミステリー文学です。 著者の経歴を見ると、 「神奈川県藤沢市出身。…
ドストエフスキーの解説書『すらすら読めるドストエフスキー』(彩図社)を29歳で上梓した筆者による処女歌集です。筆者がその後、どのような人生を歩み、歌を詠んできたかを知って胸が熱くなりました。
本書は『すらすら読めるドストエフスキー』(彩図社)を29歳で上梓した筆写による処女歌集です。自分も暇…
『ザ・ノンフィクション』で放送され、大反響を巻き起こした番組内容を、チーフプロデューサーの著者が完全書籍化した一冊です。「よくこれが昼に放送できたな…。」と思えるほど凄惨な内容で驚きました。
「よくこれが昼間に放送できたな・・・。」 この本をを読み終えて最後のページを閉じ、ため息ととも…
本書は売春防止法施行から60年。転業旅館や飲食店として今なおその姿を留める元妓楼を作者が全国各地を歩いて現役営業中の「泊まれる遊廓」を渾身取材した一冊です。多くの女性が妍を競った姿がしのばれます。
昭和33年4月、売春防止法が施行され、多くの女性たちが妍を競った「遊廓」は日本地図から消え、娼妓たち…
本書は自動車メーカー、『スズキ』の代表取締役会長である鈴木修氏による初の書き下ろしとなった書です。自らの来し方を振り返り、数々の苦境を乗り越えてきた経験と徹底して現場にこだわり続ける姿に打たれました。
本書は自動車メーカー、『スズキ』の代表取締役会長である鈴木修氏による初の書き下ろしとなった書です。 …
本書は日本経済新聞の人気連載企画『私の履歴書』掲載された日清食品創業者・安藤百福氏の不撓不屈の人生を書籍化したものです。徒手空拳から「チキンラーメン」やカップめん「カップヌードル」を生み出す姿に感動。
僕は即席めんやカップめんについては(健康を害しない程度には)ずっといろいろなものを試してきて、コンビ…
「9.11」の2日前。アフガニスタンの地でジャーナリストを装った刺客によって暗殺されたアハマッド・シャー・マスード氏。本書はマスード氏と同い年であり、盟友だった長倉洋海氏の手掛けた慟哭の手記です。
本書が刊行されたのは2002年。僕もその時に読んだのでずいぶんと前の話になりますが、本書はその後の世…
「モリー先生との火曜日」。僕が本書の存在を知ったのはNHKで偶然見た1999年にアメリカで制作されたテレビ映画からでした。コラムニストの筆者と難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された恩師との邂逅。
僕は本書『モリー先生との火曜日』の存在を知ったのはかつて偶然見たジャック・レモンがモリー先生を演じて…
早大卒、元公務員からプロの総合格闘家へと転身し「DREAM」や「ONE FC」で世界ライト級王者に就いた青木真也氏による「空気を読まない」ことをベースに、人生や試合に対する心構えを記した自己啓発書です。
実のところを言うと、僕と青木氏は同い年で(学年は2月生まれの僕の方が上)、同年代で同じ時代に生きる人…