翠雨の人

第五福竜丸事件を知っていますか
本書から分かることは、本気で起業したり成功したい人は、成功セミナーに出たり成功本なんか読むより、トキソプラズマに感染しろ、ということだ(´∀`)ケラケラ。
トキソプラズマ原虫は、大きさが数㎛程度の半円~三日月形をした小さな細胞を持つ真核単細胞生物である。マラリアの原因となるマラリア原虫などと近縁の生物であり、宿主の細胞内でしか増殖できない偏性細胞内寄生(絶対寄生)と呼ばれる生態を持っている。(中略)この原虫は多くの温血動物に感染するものの、ネコ科動物を本来の宿主(終宿主)としており、ネコ科動物の中でしか卵(オーシスト)を作ることができない。つまり有性生殖をしてオーシストを作るためには、どんな動物に感染していても、ネコ科動物の体内に戻ってこないと生活環を完結できないという宿命を持っている。それはヒトでも同じで、
これを実現するために、この原虫はなんとも巧妙で恐ろしい戦略を展開する。それは感染した宿主の行動を操るのである。たとえばトキソプラズマに感染したネズミは、ネコを恐れなくなる傾向があることが1980年代から観察されてきた。(中略)つまりトキソプラズマに感染したネズミは、リスクを恐れなくなり、ネコに引き寄せられ、捕食される。そのことによりトキソプラズマ原虫は晴れてネコ科動物の体内への帰還を果たすのだ。(p.20-22)
2028年に発表された米国コロラド大学の研究によれば、(トキソプラズマ)感染者は非感染者と比べて失敗を恐れる気持ちが低く、独立して起業する指向性が強いことが報告されている。(中略)起業イベントに参加した社会人197名においても、起業に成功した人の感染率は、そうでない参加者と比べて1.8倍高かった。さらに、過去25年間の42ヵ国におけるトキソプラズマ感染と起業実態の国別データを分析すると、トキソプラズマ感染の有病率が高いほど、起業活動や起業志向が高い傾向にあったと報告されている。(p.29)ここから分かることは、本気で起業したり成功したい人は、成功セミナーに出たり成功本なんか読むより、トキソプラズマに感染しろ、ということだ(´∀`)ケラケラ。…とまぁ、それはともかく、これは「自由意志とは?」という問題とも繋がり、更に話数を重ねていくと「『個体』とは一体何か?」あるいは「そもそも『個体』など本当に存在するのか?」という疑問が浮かび上がってくる。





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