割と面白かった。
「推し」にハマって、合理的な消費を超えてしまった人たちにインタビューした書籍。
先生で、AV女優の結成したアイドルにハマって、婚期を逃してなお顧みない男性の語りが、なかなか興味深かった。この先生、なぜか『Lo』というロリータ系のエロ漫画の目次をひたすら整理しているという、変わり種。実は、あんまり性的欲求をもっていなくて、むしろ、そうしたリストを埋める作業が好きだったり、人と人の間の調整をしたりするのが好きな人なんだろう、と思った。
お母さんがジャニーズファンで、その行為に付き合っていたら、自分もジャニーズファンになり、河岸を変えたら、母親にお金も何もかも出してもらえなくなった、という女性も、これまた、なかなか興味深い語りを披露してくれていた。これって、要するに毒親&児童虐待じゃない?って思うけれども、その後の人生もすさまじい。
割とどの人も「推し」にハマって、相当のお金を消費しているけど、後悔はなさそうで、その辺が「病」といわれるゆえんだけど、思えば、作家買いをするときは自分も全部揃えたくて、散財してしまうから、同じことなのかなと思った次第。まあ、それでも、ある程度のところまでという限界はわきまえているけれど。
だから「推し」活って、そんなに言祝ぐな、とまでは思わないけれど、影響ある人が金稼ぎで「推し活」勧めるなとは少し思えた。
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