本が好き!ロゴ

閉じる

「推し」にささげた人生を語る

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
  • 「推し」という病 (文春新書)【Kindle】
  • by
  • 出版社:文藝春秋
「推し」という病 (文春新書)【Kindle】
割と面白かった。

「推し」にハマって、合理的な消費を超えてしまった人たちにインタビューした書籍。

先生で、AV女優の結成したアイドルにハマって、婚期を逃してなお顧みない男性の語りが、なかなか興味深かった。この先生、なぜか『Lo』というロリータ系のエロ漫画の目次をひたすら整理しているという、変わり種。実は、あんまり性的欲求をもっていなくて、むしろ、そうしたリストを埋める作業が好きだったり、人と人の間の調整をしたりするのが好きな人なんだろう、と思った。

お母さんがジャニーズファンで、その行為に付き合っていたら、自分もジャニーズファンになり、河岸を変えたら、母親にお金も何もかも出してもらえなくなった、という女性も、これまた、なかなか興味深い語りを披露してくれていた。これって、要するに毒親&児童虐待じゃない?って思うけれども、その後の人生もすさまじい。

割とどの人も「推し」にハマって、相当のお金を消費しているけど、後悔はなさそうで、その辺が「病」といわれるゆえんだけど、思えば、作家買いをするときは自分も全部揃えたくて、散財してしまうから、同じことなのかなと思った次第。まあ、それでも、ある程度のところまでという限界はわきまえているけれど。

だから「推し」活って、そんなに言祝ぐな、とまでは思わないけれど、影響ある人が金稼ぎで「推し活」勧めるなとは少し思えた。
  • 本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
  • 掲載日:2026/05/08
投票する
投票するには、ログインしてください。

この書評の得票合計:8

あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

    No Image

    コメントするには、ログインしてください。

    「推し」という病 (文春新書)【Kindle】 の書評一覧

    取得中。。。