弥生時代の歴史 (講談社現代新書)【Kindle】



遺物の配合や併存状態で社会の変化を記述する弥生時代の包括的な編年史
岩波新書の石川日出志さんの疑義に対して、藤尾慎一郎さんが応答している。静かな論争が、垣間見える。 …

本が好き! 1級
書評数:72 件
得票数:593 票
小説や新書を中心に読んでいます。新しい本を読むペースは遅いですが、昔読んだ本の再読を中心に、書評をあげます。本の評価3は高評価という感じです。



遺物の配合や併存状態で社会の変化を記述する弥生時代の包括的な編年史
岩波新書の石川日出志さんの疑義に対して、藤尾慎一郎さんが応答している。静かな論争が、垣間見える。 …


古事記の言い落としから、天皇制を解釈する
個人的には、真面目な学者の本と、学者とは異なる人が書いた本、7:3の割合で読んでいくようにしている。…



割と穏当な弥生時代の記述なんじゃないかな。
岩波新書の「シリーズ日本古代史」の「①」になる。このシリーズを全部順繰りに読むつもりはないものの、古…



章の順番通りに読まないほうがいい。
『やがて海へと届く』は、被災体験を形にせざるをえなかった、彩瀬の苦しさがにじみ出た佳作です。 …



脳梗塞で動けなくなったラカン夫人、明瞭な意識の中でカミーユの死の真相を知る!
カミーユを殺害し、その母親(ラカン夫人)に取り入って、再婚してしまったローランとテレーズ。 さて、…



『寝ても覚めても』はホラーである。
『寝ても覚めても』の読後感 『寝ても覚めても』の原作を読んで、私が最初に感じたことは、文章…




川端康成長編の最高峰、だと思う。一筋縄ではいかない面白さ。
「『山の音』、今読む価値ありますか?」と、私の周りにいる若者は聞いてくるかもしれません。 どう…



平凡な人間たちの平凡な犯罪を分析する
お母さんから手塩にかけられて大人になった病弱なカミーユ。 お母さんの兄が、やるよ、と言って置いてい…



武田尚子さんは二人いる!
武田尚子さんという書き手は二人いる。 一人はアパレルの歴史の書き手の武田尚子さん。この方はスキ…



言葉を信じちゃだめだっていうか、いや、言葉を信じなきゃだめだっていうか
ピアノの調律師の見習いの青年を主人公にしたリニアーな成長小説、と一言でまとめてしまうには惜しい『羊と…


『日本書紀』の神武以降の記述を信じるならば、こう解釈できる、ということらしい。
ときには、こういう「私の解釈」本を読むのも、清涼飲料水を飲む感覚のようで、疲れた頭をリセットするには…



那美さんは本当にいい女ですか?
画工が温泉地で、粋な女子と微妙に触れ合いながら、芸術についてアレコレ考える話。と言ったら、なんともつ…



コラムで日本の考古学テーマを簡潔につかむ
読みやすい。 コラム風にトピックが重ねられているので、短時間で一つを読み切りながら、内容を反芻する…



臨場感ある回想録だが、めっぽうおもしろい。
広津和郎は、大正期の小説家である。代表作は『神経症時代』か。小説家としては、現代まで残る作品を書いた…



この本を持って近所の古墳を眺めてみたい。
散歩をする。街が見える。家が見える。 都市計画を知っていると、街の作られ方がぼんやりとわかる。 …



肉体は不老不死でも魂は死ぬ?確かに、私はすでに死んでいる、かも?
不老不死の処方箋の話と帯に書いてしまっているから、すでに買う前にネタバレなのだけれども、その核心にな…



死の間際の態度によって人の人生が表現される
綱淵謙錠さんの『斬』(文春文庫)という小説。 この小説は、江戸末期から明治初期にかけて斬首の担…



自分の罪を想起することで何が起こったか?
森絵都『カラフル』を読んだ。 単行本は1998年刊。今も売れ続けていて、ロングランの作品だ。 …




小説の主人公になりえないような人物の内面のひだを描いてあますところない作家の冴え
ヘンリー・ジェイムズはイギリスの19世紀末を代表する作家の一人である。 「イギリスの」と書いた…




荷風、最期の瞬間の文章は見もの
佐藤春夫については、『田園の憂鬱』『都会の憂鬱』よりも、『晶子曼荼羅』や、この永井荷風に関する評伝の…