このミス第三位という事で、読んでみました。基本的に第一部は前科のあるミリー・キャロウェイが経験する勤め先のウィンチェスター家で経験する、所謂「家政婦は見た」風のお話。
長いムショ暮らしで、やっと仮出所のミリーにとっては、絶対逃したくないウィンチェスター家のメイドの仕事。
ところが実際にお屋敷に入ると、奥様のニーナは面接の時とは手のひらを返したようにだらしなく嫌味な女と課す。娘のセシリアはワガママで嫌な子となっている。庭師のエンツォは英語が出来ずこちらを見るだけ。
ただ夫のアンドリューは二枚目で優しく、それがミリーの精神的な救いとなっている。
与えられた部屋は屋根裏の物置の様な狭苦しく窓は有るが嵌め殺しという息が詰まる様な部屋だ。
こんな読む方が息苦しくなるような描写が延々と続いて……
第二部に入ると語り手は一転して……イヤ実際読んでいてこちらも息苦しくなってくる。こういうやり方の精神的サディズムというのはあまり慣れていない(別に縛ったり鞭で叩いたりする事に慣れている和歌では無いが……)こういう精神的なサディズムは読んでいて益々閉塞感が……
噺の裏表で実にうまく語っているが、ある意味これも「イヤミス」なのだろう。読み終わった時「ふぅ~」と開放感があるのだが、展開からするとマダマダ続けられるって……いやもう『ハウスメイド2』
が店頭に(;^_^A
いやぁ暫くはこのシリーズが続きそうなんだけど、アメリカ人てこういう話が好きなのだろうか?
凄く巧妙に出来ているし『ハウスメイド2』が出ているけど、しばらくは良いかなぁ。
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