♣️うちの子たちが、いまどハマりしているのは「ブルーイ」。オープニングがはじまるといつも踊り出す。
♠️2018年にオーストラリアで放送されると瞬く間に爆発的な人気を集め、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞、国際エミー賞キッズアワード、ロギー賞、オーストラリア健全性規制庁映像音楽賞など多くの賞を受賞している1話7〜8分くらいの未就学児向けアニメシリーズだ。
本書はその絵本版。27の言語に翻訳され、累計発行部数4400万部のベストセラーになっている。日本で言えば「クレヨンしんちゃん」に近いかもしれない。
♥️主人公のブルーイは、パパとママと妹ビンゴと暮らす好奇心いっぱいのオーストラリアン・キャトル・ドッグの女の子。
ある日、公園で遊んでいた時、ママ(チリ)はブルーイがはじめて歩いた日のことを姉妹に話して聞かせる。寝返りの早かったブルーイをこの子は特別と自慢に思ったチリ。しかし、ママ友会で他の赤ちゃんを見て、成長を張り合う「あかちゃんレース」をするようになる。
ブルーイをハイハイさせようと努力するが、ころがり、ずり這い、となかなかハイハイしてくれない。自分の育て方が悪いのではないかと、徐々に自信をなくし、疲れていってしまう。
♦️ブルーイとビンゴ、お調子者のパパ(バンデット)やしっかり者のママ(チリ)のヒーラー一家の掛け合いが微笑ましく、コミカルで楽しい。
子どもたちが身近なものから楽しい遊びを発見したり、遊びを通じて学び、考え、成長する姿を描いているのだが、実は大人にも気づきがあるエピソードがある
「あかちゃんレース」はその一つで、子供向けではなく、親向けだ。
ママ友会に来なくなったチリを心配して、様子を見に来たプードルのママ友ベラは、ひと言チリに声をかける。
「あなたはよくやっている」
9人の子を育てている大ベテラン、ベラの言葉にチリは救われ、他の子供と比べるのをやめる。
こういう大人向けエピソードをちょいちょい挟むから、侮れない。
この書評へのコメント