最近、離れたところに住んでいるお孫ちゃんがアトピーになった。
七転八倒し、お母さんである息子の嫁さんも四苦八苦しているようだ。
そもそも僕はアトピーが何であるかも知らなかった。
アトピーって何だろう……って調べてみたら、体中が痒くてたまらなくなる病気。
傍から見ている人には理解しにくい病。
これに幼児が罹患(?)すると母親の負担がはんぱでないらしい。
息子の奥さん、二人の子どもの世話で大変な状況で、この負荷が増えるとなると肉体的にも精神的にも大変。
少しでもサポートできないだろうかと考えてたところ、この本が目に入った。
手に取った時、どうしてお医者さんじゃない人が……というのが素直な疑問だった。
著者は「骨盤整体師・カイロプラクティック」という資格。
はて?
しかし、本書を一読し、さらに友達でこの分野にそこそこ知見のある友達の内科医さんに確認したら、この愚問は雲散霧消。
アトピーというのは、体にものすごいかゆみが出る病気。
本書ではその根っこにあるものは
「体にとって悪いものが皮膚から出ようとしている状態」
だという。
直接、本人が感じる症状は『肌がかゆい』……であり、これに対する医療措置は、『ステロイド』を中心とした薬剤の処方になる。
患者さんと面談し、処方箋を書く作業が主体のお医者さんの守備範囲は、ここまでのケースが多いようだ。
本書で説明されるのは「整体」をとおして「睡眠の量と質を理想的なものにする」ことで「内臓を元気にし」自分自身の治癒力を高める……これは
『カラダとその人、および家族全員の生活習慣全体を変えていく』
作業になる。
皮膚に発生する
「我慢できない痒み」=「アトピー」
は、内臓の不具合が絡んでいるケースが多い。
そして腸、肝臓、腎臓という解毒や免疫を担当する臓器の疲弊は、その臓器の活動をスムーズにするためには、『内臓が入っているお皿である骨格・骨盤を整えるのが効果的』ということになる。
逆に骨盤が歪むと血管が圧迫されて血流が悪くなり、肌に栄養や酸素が届かなくなる。
そしてカラダに老廃物が溜まり、新陳代謝が行われなくなり、肌の乾燥・痒みの強まりという、アトピーの流れができてゆく。
アトピーがすべてこうした仕組みで発生するのかどうかは確認できないけど、代表的なケースの対処法を示してもらうだけでも藁にも縋る思いの患者側としてはありがたい。
これは本人を含めた家族全体の生活体系・習慣を変えてゆくという、共同作業になる。
カラダの不具合、病気への対応って概ねこういうものなのかもしれない。
じいちゃんとしてしてあげられることは、そう多くはないだろうけど、こうした情報をお母さんに提供できるだけでも、とても有難いのだ。
しかし著者はどの時点で、アトピー患者へのアドバイスと施術に的を絞ったのだろうか。
100%このとおりのことができるかどうかは別として、こうした情報発信をしてもらえるお蔭で、僕はお孫ちゃん家族に協力することができるわけだ。
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