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献本書評
活字中毒
レビュアー:
かつての一家殺人事件が蘇るとき、女たちに災いが降りかかる

※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

過去に読んだこの人の本は内容がイヤミスと言うよりも、小説自体に嫌悪感を抱かせる気持ち悪さがあった。今作はそう言う感じはしないであっさりした感じ。

売れなくなった女性作家が馴染みの編集者からファイナンシャルプランナーの指導を受ける企画を与えられる。
ここに出てくる作家、ライター、編集者は気楽な独身生活を謳歌してきたが、人生の行く末を見つめ婚活サイトに出会いを求める。
だが彼女たちが出会った理想的な男性はロマンス詐欺師だったことが次第に明らかになる。

一方29年前の八王子一家殺人事件の謎を追って郊外の高級新興住宅地に足を運ぶ。
東京にも通えるという触れ込みの山梨辺りが想定されるその土地は移り住んできた住民と元から住んでいた住民による確執のある閉ざされた空間でもあった。

一家殺人事件の犯人がかつて住んでいた家。
そこには今は自分の知人が住んでいるのではないかと言う恐ろしい疑惑。
突撃するユーチューバー。
一度見つけたと思ったが二転三転する真相。
一人だけ生き残った殺人事件の家族の娘。

異常者によって引き起こされた事件の本当の姿は他愛もないと言ってしまえばかつての一家殺人事件それまでだ。
犯人の異常性に頼れば理由が理解できなくても許されてしまうのだから。
しかしそれまでの物語に心地よく揺さぶられて読者は作家の企みに見事に騙される。
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活字中毒
活字中毒 さん本が好き!1級(書評数:68 件)

主に新刊国内ミステリー。ベストセラーよりも新人賞

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