剣鬼啾々

笹沢と言えば、木枯し紋次郎シリーズが有名だが、あれとはまた違った良さがある。耳にしたこともない武芸者たちの物語は、戦う双方のどちらかを身びいきしたくなるような安易な思いを撥ねつけるような厳しさがある。
秘密は壁の中に埋まっている。(「壁の中」より)
〈秘密〉を意味する古代ギリシャ語は、「ミューステリオン」。とはいえ、ミステリやホラーに限らず、小説というものは多かれ少なかれ何らかの「秘密」を描いたものである。その意味では「秘密」というお題は実は「何でもあり」に等しいとも言え、何を「秘密」にするのかも含めて、書き手の技量がモロに出てしまうテーマである。
とりわけ、想像を絶する秘密、神秘、人智を超えた〈秘密〉を意味する言葉です。
これがラテン語に変ずると「ミステリウム」。
(中略)この言葉は「ミステリー」の語源となるのです。推理小説のタイトルなどでMISTERYは「秘密」とも「謎」とも訳されますが、そもそも「ミステリー」という単語は推理小説の意味だけに限定されず、それ以前の「ゴシック・ロマンス」の時代から、怪奇現象や不可思議な事象をも指す単語でもあったわけなのです。
〈秘密(ミステリー)〉が、非日常を想起させる言葉であることは確かです。
古語といえば、もうひとつ。これも非日常を感じさせる言葉である「オカルト」。この語源もラテン語のオカルタ(occulta)が「隠されたもの」を意味する言葉であり、これも〈秘密〉を意味するものです。(「編集序文」より)
秘密は壁の中に埋まっている。という1文まである。





笹沢と言えば、木枯し紋次郎シリーズが有名だが、あれとはまた違った良さがある。耳にしたこともない武芸者たちの物語は、戦う双方のどちらかを身びいきしたくなるような安易な思いを撥ねつけるような厳しさがある。

著者は発達障害の研究者ですが、「自閉症の子どもは津軽弁を話さない」ということを聞いてそこから深く掘り下げていきます。

世の中、猫、猫を題材にした本があふれかえっている。少々飽きがきた。

『すてきなひとりぼっち』につづく一平くんシリーズ二冊目。

「Tomorrow Never Knows」なの
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