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男が男好きで何が悪い!

世界一周ホモのたび 祭
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この世には色んなジャンルの職業、そしてライターさんがいらっしゃるのは
認識していたが、本書の原作者の肩書き「ゲイライター」は初めて聞いた。その衝撃は
「ハイパーメディアクリエイター」を名乗る人が居た方を知った時、並みである。


その肩書きに惹かれ、試し読みをし、そのハイテンションぶりに思わず笑って
しまった自分がいたため、今回読ませていただきました。


ゲイライターである著者が、本書で描かれている目的は、ごくごくシンプル、
「旅行の先々で、世界中のゲイに出会う事(できれば良い事をしたい)」である。


日本を飛び出し世界をマタにかけ、ゲイを目指し、ひた走る著者。


ともすると、単なる旅行記に終わりそうな物語だが、そこはゲイライターを名乗る
著者、一筋縄では終わらない。


パリ、台湾、サンフランシスコなど、人間の居る場所には、必ずゲイが存在する、
そう思わせる出来事のオンパレードだ。やさしい事から、ここには書けない
ハードな物まで、至れり尽くせり、著者には申し訳ないが、笑わずにはいられなかった。
(場末のゲイサウナ等、こんなにもゲイの方が集まる場所がある事自体を、本書で
初めて知った。)


ゲイ等の男色文化、特に日本の場合については語れるほど知識を持っていないが、
女性と男性がこの世に居るのだから、異性が惹かれるのはうなずける。


その考えを持ってすれば、同性同士が惹かれ合うのも自明の理。
男性同士が恋に落ちる状況があっても、何ら不思議ではない。


その昔「二丁目」(東京・新宿二丁目)という言葉や「おねえ系」と言えば、
その手の方をやや揶揄する表現でもあったが、皆さんキャラクターが濃いためか、
近年、メディアの露出も増え、すっかり人気者のジャンルとして確立した感がある。


そのため、著者もゲイライターという職業で生活が出来るのであろう。


色んな文化を受け入れられる土壌ができている、というのは、良い事ではないかと思う。
(何事も行きすぎなければ、という条件付きであるが)


自己の欲求を満たすためなら、世界へも向かうぜ!、いや、向かうわよ!


という感じで、進んでいく物語。旅先で起こるチン道中の数々。
タイトルにもある通り、「お祭り」での出来事も見所の一つだ。
お祭りは人々を開放的な気分にさせる。という事は・・・。


この欲求への忠実さは、人を動かし、突き進ませる力の源であると改めて感じ、
(極端な性的への欲求以外の)著者の行動力は私も見習うべき所ではないかと、
本書を読んで思い直した。


そして、ゲイの世界に国境は無い!というのも同時に感じた事である。
男が男好きで何が悪いんだ!と包み隠さず進んでいくストーリーも好感が持てる。


読後に、得も言われぬモリモリと(ムラムラと?)不思議なパワーをもらえる、
そのような本であった。
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  • 掲載日:2016/05/02
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