つむじ風、ここにあります

12345 1234567 12345 1234567 1234567
出た(何が)!!超官能小説「バタフライ和文タイプ事務所」!!!塩味はかつてこんなエロい小説を読んだことがない。コンビニでエロ本立ち読みしている兄ちゃん、これ読みなさい。ハァハァ。行くー(何処へ)
最後の1ページで「イッテ」しまいます。ハァハァ、アッ!!!。
主人公の女性は主に医学部の大学院生たちの原稿を請け負う和文タイプ事務所のタイピスト。その事務所の「活版職人」の男に次第に惹かれて疑似性交に至るのですが、ナマでしている表現は一切ありません。表意文字である漢字が喚起するイメージだけでエロスを紡ぎあげています。
キーとなる文字は
淫靡の「靡」、睾丸の「睾」、そして「膣」です。
この3文字でめくるめく愛の営みを演出する小川さんの天才性にほれぼれします。
「バタフライ和文タイプ事務所」があまりにもいいので他の6編はどーでもよくなっている塩味ですが、少しだけ触れておくと
○「海」 メイリンキンなるきれいな名前の不思議な楽器を操る変な義弟
○「風薫るウィーンの旅六日間」小川さんにしては珍しくオチのついたライトコメディー。○「銀色のかぎ針」短すぎて意味不明。思い出で書いている
○「缶入りドロップ」短すぎて意味不明。思いつきで書いている。
○「ひよこトラック」小説なのに絵がきれい。
○「ガイド」題名屋という不思議な商売の老人とかかわる少年ののハートウォーミングストーリー
いずれも普通でない少し狂っている、変わっているといった人物の撒き起こす不思議物語です。でもやはり「バタフライ和文タイプ事務所」がトドメを指しますね。
「まぶた」が「ホテル・アイリス」系の毒入り嫌味短篇集だとしたら、 この「海」はほのぼの不思議短篇集(但しエロあり)です。他の6編はたいしたことないけど4番「バタフライ和文タイプ事務所」が毎打席ホームランの絶倫大活躍ぶりですので圧勝で5点。






12345 1234567 12345 1234567 1234567

どんなに虐げられても、女たちはしぶとく生きて来た

本が好き!デビュー15周年記念!?※さすがに15年日記はなかったので10年で代用させていただきました。レビューではないのでご投票いただくにはおよびませんが、コメントは歓迎しますw

本作を読んで感じるのはオコンネルの人物描写の上手さである。デビュー第2作にして、新人作家にありがちなペラペラの書き割りではなく、登場人物がしっかりと陰影を持った人間として立ち上がってくる。

展覧会、美術館の舞台裏や支える人たち、普段は聞けない学芸員のおはなし。
この書評へのコメント