政治の世界 他十篇



若き丸山のひかえめながらも熱い思いが伝わってくるような評論です
「政治の世界」は丸山眞男の昭和27年の評論。 若き丸山のひかえめながらも熱い思いが伝わってくるよう…

本が好き! 1級
書評数:157 件
得票数:2514 票
本はだいたいなんでも読みますが、メインは、東洋哲学、西洋哲学、西洋近代小説、などの重めのやつです。



若き丸山のひかえめながらも熱い思いが伝わってくるような評論です
「政治の世界」は丸山眞男の昭和27年の評論。 若き丸山のひかえめながらも熱い思いが伝わってくるよう…

ランダムに本を選ぶとどうなるのかという実験です
本は多数出版されていて、正直どれを読んでいいのかわからないというのはあります。それぞれの人が自分の好…





岸信介は安倍総理の母方の祖父に当たります
安倍政権は後1年も続けば、安倍晋三の首相在任日数が桂太郎を抜いて歴代一位になるという。ちょっと普通で…




桜庭一樹の小説世界観の根拠について、私なりの仮説を展開します
13歳の中学生の女の子が主人公です。クラスに転校生がやってきて仲良くなるのですが、一カ月もしないうち…




難しいことを考えずに読むなら楽しめると思います
話の内容というのは、 私たちのこの現代においてサイコキネシスを使う人達が発見されます。この念動力者…





「孟子」には何が書いてあるのかということを私なりに紹介してみようと思います
「孟子」は儒教の経典になっているので、葬式のしきたりだとか長幼の序だとかをくどくど書いているのではな…




コマコという女性の人生の遍歴を語るみたいな小説でした。
第一部「旅」 コマコは5歳から14歳まで、何かから逃げるように母親と二人で日本の諸都市をめぐり…




読んで損がないであろうハイレベルの駅伝エンタメ小説でした
いろんな特徴をもった大学生の男の子たちが、箱根駅伝を目指して頑張るという爽快なスポーツ小説でした。 …


美少女と彼女をめぐる7人の大人たちについての小説でした
とびきり顔の造作が美しいとされる高校3年生の女の子の日常生活を描いた小説でした。 この小説世界…





江戸中期と現代日本は歴史的条件が似ていると思います
荻生徂徠というのは、18世紀初頭の儒家です。 荻生徂徠なんていう忘れられた儒家の「政談」などという…



ミステリーというよりもホテル小説です。
3つの連続殺人事件が既に発生しています。次の殺人が一流ホテルのコルテシア東京で起こるという予告めいた…




町田康らしいハイレベルのくだくだ話です。
この本は何でしようか。小説というわけでもないし、エッセイなんていう洒落たものでもないですし、まあなん…




明治二十六年に起きた河内十人斬りの犯人である城戸熊太郎の一生を、町田康の文体で表現したものです。
何ていうのでしようか、読み応えのある大長編です。 内容は、明治二十六年に起きた河内十人斬りの犯人で…





リベラルをさかのぼると中江兆民に至るだろうということで、幸徳秋水の兆民評伝を精読してみました。
リベラルの源流というのは福沢諭吉あたりだとされているけれど、これって違うのではないかと思う。福沢の論…




町田康を初めて読んだのですが、これは微妙な作家さんですね。
「くっすん大黒」は町田康という作家のデビュー作らしいです。 これ、小説というよりも、テンション…




伊坂幸太郎は当代一流の作家だと思います。
「マリアビートル」のあらすじなんですけれど、 蜜柑と檸檬の殺し屋コンビ、たちの悪い中学生と元殺し屋…




目先を変えながらも読みやすさを基本に置いている短編集です。現代的な語り口で、語り手が若干ポジィティブなところも好感が持てます。
[カザリとヨーコ] [SEVEN ROOMS] [SO・far] [陽だまりの詩] [ZOO…





「インターステラー」という映画がある。主人公たちは滅びゆく地球の代わりを探そうと別宇宙の惑星を巡るのだけれど、まー、ろくでもない惑星ばかり。
「文学のふるさと」は坂口安吾、昭和16年の評論。 坂口安吾はこのように言う。 私達はいきな…





島崎藤村に対するディスり方が強烈です。藤村はとばっちりですね。
坂口安吾、昭和21年の評論。安吾の島崎藤村に対するディスり方が強烈。 島崎藤村は近代日本文学を…





坂口安吾の友人であった長島萃は非常に興味深い人物です
坂口安吾、昭和22年の評論。 安吾には長島萃(ながしま あつむ)という友人がいた。戦前の衆議院…