フランクフルトの刑事オリヴァーとピアのシリーズ7作目。
2012年12月19日朝の8時過ぎ、公園で犬の散歩をしていた女性が頭部を銃で撃たれて亡くなった。女性は人当たりが良く、誰かから恨まれるような人物ではなかったという。
翌日の夕方、森に建つ邸宅で、女性が窓の外から銃で頭を撃たれ亡くなった。娘と孫娘と3人で料理している最中のことだった。
さらにその数日後、若い男性が心臓を銃で撃ち抜かれた。
最初の2件は、同一人物と見られた。だが3番目の被害者が男性で被害者の共通点が見つからず捜査が難航を極める中、警察署に“仕置人”からの死亡告知が届く。なんと、殺害された本人への復讐ではなく家族が犯した罪の代償として殺した、というのだ。だが、その告知が届いてからも殺人は続き、罪を告知された者たちの共通点がなかなか見いだせない。
そして、やっと事件の元凶となった出来事が明らかになるのだが、ピアたちはどうしても犯人を特定できない。
今回は、犯人だけでなく、ピアたちの身内にも捜査をかき乱す曲者が登場する。ピアたちと協力して犯人を逮捕するために動くのではなく、自分が目立つためには平気で嘘をつき、マウントを取ることだけを考えているというとんでもないクソ野郎だ。クリスマス&年末年始の休暇が台無しの殺人事件にこんな厄介者まで背負い込まされて、警察もほんと大変だわ。
この書評へのコメント