先日、
『EはエドワードのE』という、エドワード・ゴーリーにまつわる豪華本を読んだ余波で久しぶりにエドワード・ゴーリーの作品を読みたくなり、未読本を図書館から借りてきてしまいました。図書館蔵書には未読本が数冊あったので順次借りてくる予定でありますが、まずはその第一弾です。
物語は、エドナ、ハリー、サムの若い三人がヒマを持て余し、線路上に置かれていた手漕ぎ車(表紙絵の奴ですね。台車に手押し推進器がついていて、台車の前後に乗った者がこれをキコキコと押して進むトロッコみたいな軌道車両)に乗って線路を進んでいくというお話です。
以上。
いや、それだけのお話なんですよ~。
三人はどこまでも進んでいくんです。途中で知り合いを訪ねたり、出会ったり。
別に目的地があるというわけでもなさそうです。
三人とも帰りませ~ん。旅(?)は数ヶ月にも及んでしまいます。
作中の三人の服装も、最初は夏らしい軽装なのですが、途中から毛皮のコートを着ちゃったりしています(『EはエドワードのE』で知ったのですが、ゴーリー、毛皮大好きなんですってね)。
例によってモノクロのイラストでありまして、これ、やっぱりどこか不穏な感じを受けてしまうんだなぁ~。
ゴーリーって、人物は割とさらっと描いているので、一見あんまり上手くない絵と感じてしまうのですが、いやいやそんなことはない!(私、大判の『EはエドワードのE』に掲載されていた大きなイラストをじっくり見て開眼しちゃいましたよ!)。
毛皮のコートなど、実に丹念に描かれていますし、車とか建物とか、『物』の描き方をよくよく見ると、「これは巧いわ」と気付いちゃったのです。
そうしてラストは……
え? え? え?
でありました。
う~ん、これは未読作品を残しておくのはあまりにももったいない。
まずは図書館蔵書にある本から制覇していくぞ~。
読了時間メーター
□ 瞬殺/72ページ:2026/03/04
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