書店で働きながら,『本の雑誌』や西日本新聞などで
書評やコラムを執筆されている方なのだそう。
本屋大賞やBOOKUOKA(ブックオカ)でも活躍されておられているようで、
Twitterで「この本、気になる」とつぶやいたところ
各方面から熱くお薦めされて、思わず積んでしまったのだった。
そんな風に、あちこちで活躍されている方が書かれたものなら
さぞや元気いっぱい、溌剌とした文章に違いないと
勝手に思いこんでいたのだけれど、
いざ読んでみると、
タイトルにも装丁にも、この“看板に偽りなし”の
靜かで落ち着きがあって
それでいてどこかあたたかみのある心地よい筆運びが印象的な1冊だった。
予想以上に沢山の本が紹介されていて
またまた読みたい本のリストがのびてしまう。
同時に読んだことも、レビューを書いたこともある本も結構あって、
なるほどこういう風に紹介されるのかと食い入るように読んでしまうことも。
エッセイを読んで嬉しいのは、私が言葉にできない思いを、
芯のある文章で情感をこめて表わす人に出会う時。
小池昌代さんの『幼年 水の町』を紹介する文章の冒頭で
著者が読者に打ち明けるように綴ったこの一節は、
そのまま私がこの本を読んだ時に感じた気持ちを表しているかのようだった。
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
この書評へのコメント
- toribakohouse2021-06-07 07:09確かにタイトルとクラフト・エヴィング商會の装丁がいいですね! 
 ここの試し読みも読みましたが、好みの文章なので買ってしまいました。
 https://note.com/honnozasshi/n/nb49aaec0a169クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。
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- toribakohouse2021-06-07 14:33それにしても、かもめ通信さんならこの人と比べてもさほど活動や能力も遜色ない気がしますが、本屋とかはやらないんですかね? 
 まあやるやらないはともかく、なんか急に妄想が滾ってきたのでかもめ通信さんをネタに勝手に少し妄想してみました。(このアイデアは差し上げますね(笑))
 
 それでただの本屋ではあまり儲かりそうにないので、本屋スナックなんてのはどうでしょうか?
 これだと今までにない新しい業態で注目を集めそうですし、本屋スナックというレトロな響きが逆に受けそうな気がします。さらに今更ただのスナックなら難しいですが、本好きの女子大生ならバイトに来てくれそうなので意外に儲かりそうな気がします。
 ちなみに、自分の双子の兄弟がワインバーやっていますがお酒を出すのに資格は不要で、衛生管理者の資格さえ取れば(1日あれば取れるらしい)できるみたいですよ。
 本屋スナック「かもめ通信」、おっ、なんかいい感じです!クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。
- toribakohouse2021-06-07 14:51早速獲物がかかった!? 
 これは、本好きの親父達の年金を喰らい尽くす恐るべき集金装置になりそうな予感がしますね(笑)
 儲かったら2号店の執事スナック「黒いかもめ通信」を始めるのも一興です。クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。
- toribakohouse2021-06-07 18:02あー、なるほどそれはわかる気がします。(貸した本にポテトチップのかすが挟まってて脂が染み出してるとかちょっと殺意わきますよね) 
 かもママ誕生は残念ながらなしですね(笑)
 
 noelさん_| ̄|○(がっくし)クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。
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- 出版社:
- ページ数:0
- ISBN:9784860114480
- 発売日:2020年10月23日
- 価格:1760円
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