カフェーの帰り道
レビュアー:日月





昭和初期、さびれたカフェーで働く女性たちの物語。字が読めないタイ子や嘘つきな美登里、小説家志望のセイなど、一風変わった女給たちが働いています。
この作品、『襷掛けの二人』に続き、直木賞候補作にノミネートされました。 どこにでもいる女性た…
レビュアー:日月





昭和初期、さびれたカフェーで働く女性たちの物語。字が読めないタイ子や嘘つきな美登里、小説家志望のセイなど、一風変わった女給たちが働いています。
この作品、『襷掛けの二人』に続き、直木賞候補作にノミネートされました。 どこにでもいる女性た…
レビュアー:天翔龍・新山(Tenshouryu・Shinzan)

正に「智の対話」です。
本書は「中国文学雑談 吉川幸次郎対談集」(朝日選書 1977年刊行)を新たに注釈をつけて改題し、文庫…
レビュアー:Toru Kobayashi





人が何かにアディクトするのには、それなりの事情があるのだけど、その先は大抵、破滅につながっている。そんな破滅へのプロセスを見ながら、いたたまれない気持ちになる。読むのが辛い。でも読み進めてしまう。
新型コロナウイルス感染症、いわゆるCOVID-19が流行し始めた頃って、人との距離を取りましょう、な…
レビュアー:有沢翔治

興信所の伊達が信州の日ノ本村で失踪した。村長の車で長野駅まで送り届けたというが、底なし沼付近で彼のライターが見つかる。日ノ本村では七年に一度の祭りが始まろうとしていた。この祭りと伊達との関係は?
レビュアー:赤井苫人



アメリカミステリ界のニュースターのデビュー作
♣️コスビーが毎年翻訳されて嬉しい。来年は"King of Ashes"の翻訳が決まっている。 …
レビュアー:菅原万亀



愛を知る人たち──愛を注がれた記憶が刻まれた人たちが、再び愛と出会う物語
人の幸福と不幸の境目はどこにあるのだろう、といつも思う。 その答えはもちろん──人それぞれ、という…
レビュアー:夏の雨





あなたの心のヒロインは誰?
映画「百円の恋」や「嘘八百」の監督、武正晴さんの57本の洋画を紹介する映画コラム。 『映画があっ…
レビュアー:はな



「ゆくり学」とは、どういうものなのか
小児神経科医である著者が、ゆくり学について提唱している本です。 そもそも、「ゆくり学」とはどういう…
レビュアー:拾得




「大科学部」創部の理想に向かって
アニメ化もされた『瑠璃の宝石』の作者のデビュー作だそうです。「大科学」という響きに惹かれて、つい手…
レビュアー:morimori





神奈川県で小6の男児が誘拐された。翌日、孫が誘拐され身代金を要求されたとの通報があった。2児同時誘拐事件の真相はいかに。
塾帰りの小学6年生の立花敦之が誘拐された。あっという間の拉致現場の状況に、思わずドキリとする。その…
レビュアー:ichi_kazsun





人生が変わるテクニックが112個が紹介された1冊。
・本書は、司法分野におけるコミュニケーションに関して、 社会言語学、心理言語学、脳科学などのさまざ…
レビュアー:燃えつきた棒





幻の映画『失われた時を求めて』のスーゾ・チェッキ・ダミーコとヴィスコンティによるシナリオ。 【『失われた時を求めて』は、ルキノ・ヴィスコンティのライフ・ワークなのです。】(まえがき)
ルキノ・ヴィスコンティの幻の映画「失われた時を求めて」の、スーゾ・チェッキ・ダミーコとヴィスコンティ…
レビュアー:ことなみ

池波さんを読んでみた。長く本棚にあって背表紙だけ馴染んでしまっていたが、やっと本文を読了した。
池波さんは江戸を舞台にした多くの作品を残してくれた。 今の東京にはあまり馴染がないが、江戸時代の特…
レビュアー:Roko




ネロのいうことなんか聞きたくない!
ネロはギリシアに憧れていたのねぇ。オリンピックへ出場したり、お芝居を演じたり、竪琴を弾きながら歌った…
レビュアー:rodolfo1





大奥という特異な場に身を置いた女性達が、大奥という巨大な権力としきたりの渦の中で、務めるということの意味を模索し、見失っていた自分の生き方を掘り起こし、時に人を支え、支えられながら挽回していく物語。
永井紗耶子作「大奥づとめーよろずおつとめ申し候」を読みました。 【ひのえうまの女】利久は16歳…
レビュアー:有沢翔治

「新ハムレット」はハムレットを下敷きにしながらも自己演技などを題材にしています。「女の決闘」は無名な作家を太宰治自身が掘り起こしたという設定で描かれているのです。
レビュアー:ぱせり

「いちばん大切なことを忘れないでほしい。過ぎ去ってほしくないいまこのとき、きにたちにお願いする。子どものころのことを忘れないでほしい」
岩波少年文庫100冊マラソン69冊目 「いちばん大切なことを忘れないでほしい。過ぎ去ってほ…
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚



会社には、全く利益を産まない部門がある。
新野の傑作あぽやんシリーズ第3弾。 私が会社の新入社員時代は3年間大阪の営業部門で仕事をし…
レビュアー:ef




いずれも奇妙な、あるいはちょっと不気味なお話ばかり
サラ・ピンスカーと言えば、 『新しい時代への歌』 、 『いずれすべては海の中に』 (その他、アンソ…
レビュアー:爽風上々



戦前から活躍していた歴史学者の和歌森太郎さんが、日本史に盛り込まれた虚像というものを洗い出して示しました。
「日本史の虚像」とは何か。 歴史の真実「実像」とはまったく違うものが流布していたのが実情でした…