sawady51さん
レビュアー:
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ハードボイルド好きにはいいが

妻を殺された元教師の鈴木の奮闘を描くもの。「押し屋」と呼ばれる殺し屋等、その正体を探るため犯罪組織に潜入しますが、主人公はそんなバイオレンスな世界とは無縁。自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの若者「蝉」とともに三人の思いが交錯。物語は佳境に向けて動き出しますが、最後に「なんだよそれ!」と思える仕掛けが。
僕は基本小説を読まないのでどんな感想を書いていいものか、小説好きの人とは違った切り口で書けばいいのか模索中。
元々犯罪組織に並々ならぬ嫌悪感を感じる性格ゆえ、終始犯罪組織の描写が気分を悪くさせるものでした。それだけリアルに描かれているということでしょうが、僕には向いていなかった。フィクションですが犯罪者の心理描写が妙に納得させられるもので、そんな犯罪組織に一教師だった主人公がどこまで入り込めるかが醍醐味。
人間の屑みたいな犯罪者組織にに嫌悪感を覚えつつ読み進めていきました。美容系の品の類と偽ってドラックを売りつけて疲弊したところで拉致して臓器売買で骨の髄までしゃぶり尽くす。本当にこんな世界が世の中にはあるのかと思いつく限りの悪行が気分を悪くさせる人もいるかも。
フィクションだが本当にあったら怖いよねと思える内容でハードボイルド好きにはいいが、犯罪組織や反社に対して嫌悪感を覚える人にはあまりお勧めできません。
昔はこういった作品も抵抗なく読めましたが、読書に対する体力がない今、自分にはちょっと辛い内容でした。それでも三人の交錯する思いや、ちりばめららた仕掛けはアグレッシブで良いかと思います。
ハードボイルド好きには良い作品かもしれませんが僕好みかといえば否。
僕は基本小説を読まないのでどんな感想を書いていいものか、小説好きの人とは違った切り口で書けばいいのか模索中。
元々犯罪組織に並々ならぬ嫌悪感を感じる性格ゆえ、終始犯罪組織の描写が気分を悪くさせるものでした。それだけリアルに描かれているということでしょうが、僕には向いていなかった。フィクションですが犯罪者の心理描写が妙に納得させられるもので、そんな犯罪組織に一教師だった主人公がどこまで入り込めるかが醍醐味。
人間の屑みたいな犯罪者組織にに嫌悪感を覚えつつ読み進めていきました。美容系の品の類と偽ってドラックを売りつけて疲弊したところで拉致して臓器売買で骨の髄までしゃぶり尽くす。本当にこんな世界が世の中にはあるのかと思いつく限りの悪行が気分を悪くさせる人もいるかも。
フィクションだが本当にあったら怖いよねと思える内容でハードボイルド好きにはいいが、犯罪組織や反社に対して嫌悪感を覚える人にはあまりお勧めできません。
昔はこういった作品も抵抗なく読めましたが、読書に対する体力がない今、自分にはちょっと辛い内容でした。それでも三人の交錯する思いや、ちりばめららた仕掛けはアグレッシブで良いかと思います。
ハードボイルド好きには良い作品かもしれませんが僕好みかといえば否。
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1974年生まれ。統合失調症にかかり仕事を退職後3回の転職を経て、現在無職。近所(溝の口)のカフェでの読書が癒しの時間。政治・経済・社会・人文科学・自己啓発書等を雑食的に読んでおります。
■2016/ 3/26 登録
■2016/ 6/22 100冊達成
2017/ 6/16 プロフィール画像飽きたので自画像に変えました。
■2017/ 7/26 500冊達成!
■2018/11/16 1,000冊達成!
■2019/ 3/26 登録から3周年になりました。これからも宜しく!
■2019/ 6/ 4 1,200冊達成!
■2019/12/23 1,400冊達成!
■2020/7/6 1,600冊達成!
■2020/10/16 1,700冊達成!
■2021/5/6 1,900冊達成!
■2021/8/16 2,000冊達成!
■2022/3/10 2,200冊達成!
■2022/9/25 2,400冊達成!
■2024/5/21 3,000冊達成!
ブログもやってます。興味のある方は下記のサイトへどうぞ!
『51Blog』http://sawady51.com/
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- 出版社:角川書店
- ページ数:345
- ISBN:9784043849017
- 発売日:2007年06月01日
- 価格:620円
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