波津雪希さん
レビュアー:
▼
床屋に絡んだストーリー。
生前に墓を建てようとして、霊園に下見へ行こうとしたら
何故だか、孫が付いてくる。
そもそも、孫の勇が穴倉勲の元に来たのは
一週間前に娘の香が旦那と一子に住んでいる所から
飛び出して、実家に帰ってきたことなのだが
それが、『床屋さんへちょっと』のストーリーに
深くかかわってきます。
『床屋さんへちょっと』は、章を進めていくと
時代が逆行して、過去に戻って行きます。
なんだか、タイムマシンに乗った気分ですが
最初の章で孫の勇が、霊園に付いて行き
霊園で、死神(霊園の営業マン)から穴倉勲を
守り>契約を即決させなかったこと。
そして、坊ちゃん刈りを嫌がった勇が
床屋に行って、髪を切って貰ったことが
霊園は昔、穴倉勲が社長をしていた菓子製造の工場が
会ったことなどが、後のストーリー(過去の話)で
キーポイントとなります。
最後の章だけは、未来にへとベクトルが向きます。
娘の香は、小学生時代は神童だったのに
大人になるにしたがって、小学生の様な企画書を作ったり
起業した会社の金を社員に横領されたり、
旦那を寝取られたりと、歳を経るごとに
駄目に人間と化していきます。
しかし、穴倉勲が生前通っていたところでもあり、
亡くなった場所でもある、床屋兼理容室に
偶然入り、父親や自分の昔話や聞いたことにより
人生の崖っぷちから這い上がる希望を得たのは
一種の奇跡でしょうね。
何故だか、孫が付いてくる。
そもそも、孫の勇が穴倉勲の元に来たのは
一週間前に娘の香が旦那と一子に住んでいる所から
飛び出して、実家に帰ってきたことなのだが
それが、『床屋さんへちょっと』のストーリーに
深くかかわってきます。
『床屋さんへちょっと』は、章を進めていくと
時代が逆行して、過去に戻って行きます。
なんだか、タイムマシンに乗った気分ですが
最初の章で孫の勇が、霊園に付いて行き
霊園で、死神(霊園の営業マン)から穴倉勲を
守り>契約を即決させなかったこと。
そして、坊ちゃん刈りを嫌がった勇が
床屋に行って、髪を切って貰ったことが
霊園は昔、穴倉勲が社長をしていた菓子製造の工場が
会ったことなどが、後のストーリー(過去の話)で
キーポイントとなります。
最後の章だけは、未来にへとベクトルが向きます。
娘の香は、小学生時代は神童だったのに
大人になるにしたがって、小学生の様な企画書を作ったり
起業した会社の金を社員に横領されたり、
旦那を寝取られたりと、歳を経るごとに
駄目に人間と化していきます。
しかし、穴倉勲が生前通っていたところでもあり、
亡くなった場所でもある、床屋兼理容室に
偶然入り、父親や自分の昔話や聞いたことにより
人生の崖っぷちから這い上がる希望を得たのは
一種の奇跡でしょうね。
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- 出版社:集英社
- ページ数:400
- ISBN:9784087468731
- 発売日:2012年08月21日
- 価格:714円
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