Ank : a mirroring ape
最後の最後、畳み掛けるようにこの物語の幕引きに持っていくくだりで、「??!」となりましたが、読み応えは充分ありました。
現生人類とは、一体どんな生物なのか? 類人猿と現生人類とを決定的に分かつものは何だったのか? …
本が好き! 1級
書評数:137 件
得票数:2596 票
最近は、本選びに迷走中です。
最後の最後、畳み掛けるようにこの物語の幕引きに持っていくくだりで、「??!」となりましたが、読み応えは充分ありました。
現生人類とは、一体どんな生物なのか? 類人猿と現生人類とを決定的に分かつものは何だったのか? …
中国返還間近の香港を舞台に、ハリウッドのクライム・アクション映画を彷彿とさせる激しい戦闘シーンや、どちらを向いても駆け引きという名の騙し合いしかない張り詰めた空気感が秀逸な作品。
香港の銀行の奥深くに保管されていた、ある機密情報が、中国への返還を控えた春節に国外へ運び出されるとい…
シェイクスピアの『マクベス』をモチーフに、はからずも王となってしまった主人公、中井優一の孤独な戦いを描いた物語。彼の行き着く先は、破滅か?それとも、己が人生を取り戻せるのか?
…と、この本を簡潔にまとめてみましたが、ちょっと大袈裟な表現ですね。 この本は、本屋さんで平積…
「言葉」にコンプレックスを持つ人に向けて、それを克服するための実践的メソッドが詰まった一冊。
社会人3年目の山崎大。 彼は、「思いを言葉にする力」に苦手意識を持っていて、そのことで仕事に自信が…
粋な御人が、ここにもうひとり。
みをつくし料理帖の第四弾。 神無月から師走にかけての、澪やつる家の面々の周りで起こる出来事が、四篇…
最後の最後に「えぇェっ!?」って、ひっくり返りました(^_^;) でも、その読後感は、寂しくも清々しいものでした。
双葉は、町の銭湯「幸の湯」のおかみさん。 でも、双葉が大好きなモクモクと雄弁な煙突からその煙が…
どれほど不安に押し潰されそうになろうと、料理に向かう時は、胸に陽だまりを抱いていようと思う。(澪)
みをつくし料理帖の3巻目。 今回も、 土用の丑の日にちなんだ鰻ならぬ「う」尽くし料理。 夏が旬…
「料理は料理人の器量次第。その器量は、盗むことも、真似することもできるもんやおまへん」(ご寮さん)
みをつくし料理帖シリーズ第二弾。 新たなキャラクターも加わり、澪のこの先がどうなるのかが気になって…
飾らない文章で、著者の等身大の日常を見せてもらっている感じの日記エッセイシリーズ。 何気ない一日でも、二度と巡り合えない特別な時間なんですね。
料理研究家で文筆家でもある高山なおみさんの日記エッセイ。 この〈12〉は、2019年7月-12月の日…
「あれは何だったんだろう?」的な体験談が120編。 怖すぎないから、怖いもの見たさの人には丁度いい。
これは、ウェブサイトほぼ日刊イトイ新聞の、人気連載の一つということで、 投稿者の体験談、あるいはそ…
母だけど、観察者でもある母ちゃんが綴った「ぼく」の中学校生活。
実は、かなりの人気本とは知っていながら、ずっと敬遠してきた本でした。 中学生男子を持つ母親が書いた…
銀色に輝く月の光が十六夜荘の離れに差し込み、そこに集う若者たちを優しく照らす。そんなイメージを残す物語です。
雄哉の元に届いたのは、大伯母・玉青の他界の知らせと、彼女が雄哉に託した遺産、十六夜荘の存在。 …
可愛らしくデコレーションされた様々な小箱を、『棺桶』と称して置いている手作り雑貨のお店ビオレタ。 棺桶を求める人は、そこに何を入れるのか?
婚約者に振られて、土砂降りの中で惨めに泣いている妙を拾ったのが菫さん。 そんな出会いから始まる物語…
昼はバールで、夜はバー。大好きなシリーズBAR追分、第三弾。 人生の岐路に立ったときに、つい過去を振り返るのは何故なのでしょうね。
今回は、 メインキャラの宇藤君が、シナリオライターを目指すその道のりを、ほんの少~しだけ前進するエ…
天使のいたずらで、女の子の心と男の子の心との両方を持って生まれてきたサファイアの物語。今でも大好き! ・・・といいつつも、アニメ版しか観ていないし、しかも、何故だかその結末は知らないし?!
全巻まとめての書評になります。 子供の頃、テレビアニメを夢中になってみていたリボンの騎士。…
こんなご時世ですが、理由あって函館を訪れたので、函館に縁のある作品をひとつ。
「レイモンさん」と聞いて、「ソーセージ」が思い浮かぶ方はどれくらいいるのでしょうか? この作品は、…
家族を大切に思う気持ちと、その思いがすれ違ったときに湧き起こる苛立ちと悲しみ。江戸の深川蛤町で店を開いた豆腐職人・永吉とその子供達二代に渡る人情物語。
永吉は、京・南禅寺そばにある豆腐屋で修行を積んだ豆腐職人。でも、まだまだ若手の永吉が暖簾分けを許され…
賄方の視点を通して、当時の新撰組隊士の日常を垣間見る時代小説かと思いきや、時代の大波に翻弄された、新撰組の悲哀感を描いた歴史小説に近い作品でした。
幕末の京都。 蛤御門の変の戦火が京の町に燃え広がり、後に『どんどん焼け』と語り継がれることとなる大…
バッドカンパニーの続編。表向きはコミカルな設えながら、いつもどこかに裏社会の仄暗さが漂っているアクション作品。ちょっとB級感あり。
前作に引き続き、NASの社長 野宮が請け負う危険な仕事に、有道や柴が四苦八苦する、そのエピソードがま…
表向きは警備会社、実質は民間軍事会社まがいの人材派遣を生業とする「NASヒューマンサービス」。その謎多き美人社長・野宮綾子の存在感が圧巻です!
本作は、「舞台は日本だよね?」とツッコミを入れたくなるほど、ド派手なアクションや物騒な命の張り合いが…