魔術師




昭和感満載の展開が令和の世には新しい。ロマンスあり冒険ありのワクワク活劇。
信州湖畔のホテルで静養中の明智小五郎は、宝石商玉村善太郎の娘妙子と知り合う。小五郎は妙子に対し、友だ…

本が好き! 1級
書評数:1230 件
得票数:19720 票
山口での単身赴任を終え大阪に戻りました。これからは通勤時間を使っての読書が中心になります。




昭和感満載の展開が令和の世には新しい。ロマンスあり冒険ありのワクワク活劇。
信州湖畔のホテルで静養中の明智小五郎は、宝石商玉村善太郎の娘妙子と知り合う。小五郎は妙子に対し、友だ…




エナジードリンクではなく、弱めの漢方薬のようにじわじわ元気が湧いてくる一冊
入社希望の学生のSNSチェックに疲れ果て、せっかくのリフレッシュ休暇にリフレッシュする気力もなくなっ…





「仇討ち」ではなく「あだ討ち」であることの意味。
睦月晦日の戌の刻。木挽町芝居小屋の裏手で仇討ちがあった。 『我こそは伊納清左衛門が一子、菊之…





年を取れば取るほど成瀬あかりが眩しく映る
何年か前、土砂降りの夏、運転中の私の目に飛び込んできたのは、傘も差さず自転車で滑走する男子高校生の姿…




愛はまさしく、自己中心的で独善的なものである。だからこそ、愛は魅力的で捨てがたい。
『雪はなんと数えるべきなのか。結晶だとすると、一個とか一粒というべきか。だとすると、しんしんと降る…





洒落た語り口。ユーモアあり、ペーソスあり。そして最後にやってくるどんでん返し。
O・ヘンリーの新訳傑作選。教科書やTV-CMで誰もが知っている 【賢者の贈りもの】 が本書の目玉とい…





本物に触れることが生み出す豊かさを取り戻す
“それがなくても生きていける。それがなければ何かが変わってしまうというわけじゃない。 けれど、そ…




これって「愛」なの?
原題は「The Postman Always Rings Twice」。原題を無視して洒落た日本語タ…





今年も読了数が少なかったなぁ(泣) 2025年の読書の総まとめです。
間違えて2026年版に書いてしまいました(泣) 来年どうしよう・・・ 気を取り直して、202…




お洒落で垢抜けた短編集。パーカー・パインはその後ポアロのミステリーへと継承されてゆく。
自らの不幸を感じて依頼者たちがオフィスを訪れる。パーカー・パイン氏のもとへ。 『あなたは幸せ…




冒険活劇を下敷きにした純愛物語
午前一時。クリスマス・イブの暗黒街。ナイトクラブに集う男女。そこに登場する黒天使。 真っ黒なイ…

数奇な運命を背負ったかのような青い壺は、自らを主張することなく持ち主の人生に寄り添っていく。
陶芸家である省造が焼き上げた美しい青い壺。経管とよばれる青磁の壺は妻の独断でデパートの美術部に売り渡…




白い脳髄のひだを、無数の群蟲がウジャウジャはい回る
厭人癖のある二人の男、大江春泥と柾木愛造を犯罪のキーパーソンにおいた二つの作品が収められている。闇の…




92通りのダメな奴らが収録された「人間カタログ」
『今も昔も、小説に詳しかったということはまったくないのだけれど、「人がたくさん出てきて、それぞれが…





継承とはかくも厳しいものなのだ。
『いつの時代も、息子は父を超えていかなければならないもの。馬も人間もそうやって繁栄してきた』 …




当時の時代が生み出した"伏せ字描写"が読者の心をゾワゾワと刺激する。
珠玉の9編が収録されたベストコレクション。 『芋虫』 『指』 『火星の運河』 …




具体と抽象の往復運動によって仕事のセンスを磨こう
仕事のセンスとは何か? 一つの答えとしてはジェネラル・パーパス・コンピテンシーを持っているかど…





乱歩の世界にズブズブとのめり込んでいく
音もなく、空気も重い。ドロリとした何かがのしかかってくるような感覚。江戸川乱歩の作品にはそのような世…





どんな物語にも終わりがある。なぜなら、物語には命があるからだよ。
『今夜は 寝ないで しゃべり明かそう。』 『ずうっと 今夜だといいね。 いつまで…




人間浄瑠璃をより深く楽しむための指南書
橋本治が語る浄瑠璃の世界。『浄瑠璃を読もう』(新潮社)の続編として刊行された本書は、前作で派手な大所…