清く貧しく美しく(新潮文庫)【Kindle】

格差の壁が生む令和の「同棲時代」。昔も今も若人は貧乏だが、悲惨さを全面に出さないのが石田流です。恋愛小説なのに石田小説にしてはエッチが少ないのも本書の特徴です。
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格差の壁が生む令和の「同棲時代」。昔も今も若人は貧乏だが、悲惨さを全面に出さないのが石田流です。恋愛小説なのに石田小説にしてはエッチが少ないのも本書の特徴です。

娘の結婚を機に高梨夫婦の行く末はいかに。。。

衝撃のハグで終わった前回。続きは一体どうなったのかというと…。

事故により突然死んだ夫は、生前名乗っていた「谷口大祐」という人物とは別人だったと知った妻。死んでから暴かれる捨てたはずの過去。彼はいったい何者なのか。アイデンティティとは何なのかを考えさせられます。

「左紀子は自由ヶ丘の駅前で百ワットの電球を買った。夜のアパートの部屋は薄暗くてきが滅入って仕方がなかった。六十ワットの電球がいけないのだ、と左紀子は思った」(本書より)時代を感じさせますねぇ~。
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