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ドラマ化されたものを完視聴。その上で読むと・・感動しました( ・⌓・̥̥̥ )

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
  • バニラな毎日 (幻冬舎文庫)【Kindle】
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  • 出版社:幻冬舎
バニラな毎日 (幻冬舎文庫)【Kindle】
スイーツ好き。SNSで出てきた情報をメモしておき、折をみてはカフェで食べ歩く。この本はNHKで月〜木15分ドラマとなり、全32回、全部観た。キャストも、内容も、もちろんお菓子作り、出来上がったスイーツも良かったなと思い出す。少し間が空いたけど、ついに原作、読んでみた。

パティシエールの白井(名前は作中に見当たらない)。38歳、未婚の女性。独立してパティスリー・ブランシェという洋菓子店を営んでいたが売行き不振により閉店。同業の店でアルバイトをしていたところを、ブランシェの常連で初老の佐渡谷(さどや)真奈美に見つけられる。

強引でおせっかい焼きの佐渡谷は本を何冊も出すほどの料理研究家だった。姪っ子がカウンセラーをしていて、通ってくる人にお菓子作りを教えたいから、これまでの店の厨房を借りてやりたい。ついては一緒にいてほしい、と頼まれる。最初の生徒は女性のエリート会社員。希望は難度高めのフルーツタルトで、高級な果物を持参するー。

閉店しても、次の借り手が見つかるまで家賃は払わなければならない。バイトに身を落とし悪戦苦闘する白井さん。また最初は迷惑にすら思っていた佐渡谷さんに巻き込まれ、カウンセリングに通う生徒の悩みやスイーツに対する想い、見方を知り、かたくなな自分に投影させる。

ドラマでは、舞台を大阪に設定していた。白井さんは蓮佛美沙子、大阪のおばちゃんそのものの佐渡谷さんは永作博美だった。女性に人気のミュージシャンにして恋愛症候群の秋山静は木戸大聖。いずれも好演で、特に永作博美はアイドルの時から知っているのもあってか、表情といい台詞回しといい、いい役者だなあと感心しきりだった。もちろんスイーツもごく美味そうだ。フルーツタルト、ザッハトルテ、オペラ、タルトタタンほかほかほか。

ストーリーとしては分かりやすい。白井さんを中心に、ミステリアスな面もある、人生経験豊富な女、佐渡谷さんとのシスターフッド、スイーツの処方箋的な効用、その中で白井さんが自らを見つめ直し、やりたい道とその方法へ向かっていく。

描き方は、うーんと、直接的であり、間接的笑。ベタにならないようサラッとしたところも、言い方など遠慮しないところもリアルで好感。すべてを明瞭にするとつまらない。読み手との距離感がちょうどいい気がする。

ドラマを知ってるからか、この作品の強さか、振りかぶって感動を呼ぶものではないけど、じわっときた。独特のモノがあると思う。十把一からげにするつもりはない。でもいつもニッポンのラノベは優秀だ、と思う。

ドラマも観て、原作も読んでホンマ良かった。続編もあるようだしいずれ読んでみよう。ドラマも続編つくらないかな。
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  • 掲載日:2026/05/21
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この書評へのコメント

  1. morimori2026-05-21 08:30

    Jun Shino さん おはようございます
    私もこのドラマ観ていました。お菓子作をしながら心に迷い、傷を負った人が次第に元気を取り戻していく様子が印象的で1日の終わりのホッとできる時間でした。Jun Shinoさんのレビューを読んであの感動を思い出しました。

  2. Jun Shino2026-05-21 09:55

    モリアーティmorimoriさん、こんにちは。お元気でしょうか
    (^ ^)。各方面からドラマ観てた、という声があり、意外と?みな観てるんだと実感してます。永作博美はじめみな好演でしたね。ドラマはふくらませた部分もあり、原作はエッセンスでしたが、ドラマで観て感じたところがいい意味でさらりと表現されてて好感、でした。ぜひ原作もd(^_^o)

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