待望の3巻。
マンガ大賞2026、このマンガがスゴイ!2026オトコ編、ダ・ヴィンチ BOOK OF TEH YEAR 2025コミック部門でそれぞれ大賞だとか1位に選出された本作1,2巻は、本好きたちの何かをギュっとつかんで熱い支持を得ているのはご存知のことと思う。
私の職場でも評判で、いわゆる「回し読み」と、個人個人の琴線に触れた部分のお披露目など、いっとき評判になると共に、第3巻が4月に出るよ、の情報は歓喜をもって迎えられた(とは、少し大げさ?)
なんてことはまぁ、いいとして、前巻まででやっぱり怒りの対象となったのは美大生のエピソードだったのだが、この第3巻ではその後日談が描かれている。(第17話 春の終わり)
その他にも前巻までと関連するエピソードが、十月堂店主の自宅(賃貸)引っ越しに関連して描かれるので、それが一方では楽しい。
そしてもう一方は当然ながら「本」。
各話のタイトルの中で、すぐにそれとわかるのは例えば「1トンの塩」(第15話)。このタイトルがそのまま書名ではないので、読んだことがあればもしかして? と思いながらワクワクしながら本編に入っていける(誰の何という作品かは読んでのお楽しみ)。
また、本と映画はくっつきやすいのか、「ニュー・シネマ・パラダイス」というタイトルのエピソードもある(第18話)。読んだ後でこのタイトルを眺めると、またいろいろと想像できるところも(何でこのタイトル? など)楽しい時間だ。
香水とサン=テグジュペリのエピソード(第14話)もなかなか面白いが、巻頭の第13話「猫の威を借る・・・」が私にはよかった。
よかったんだけど、ここで紹介されているメインの本はずっと昔読んだんだけど・・・といういつもの現象が起こってしまうのは少し残念。その本、どこへやったかなぁ?
今、古本市場ではかなりの高値となっているけど、そういえば『ガダラの豚』(中島らも/集英社文庫(全3巻))を本屋さんで見かけたので、この本(ちょっとネタバレになるが、上野瞭『ひげよ、さらば』)復活しないかなぁ。ね、理論社さん、又は新潮社さん(こっちは文庫)。
あ、ちなみに「青木まりこ現象」もしっかり描かれている。
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